弊社では住宅など設計依頼を頂いたあと、初めの初めに、特に重点をおいてやっているのが敷地にずーっと居ること、です。
傍から見ると怪しいかもわかりませんが、朝や昼時、夕方など周辺観察を何度も訪れてます。敷地に黙~って居ると色々気づくことや見えてくるものがあり、設計に取り込むようにしてます。
周辺観察から得られた情報を使って窓を設置して光や風を取り込みますが、同時に景色も取り込んだ事例を紹介
例えばピアノの練習はこの方角を見ながらやると気持ちが良いだろうな・・とか朝一番の炊事はやはり東側の朝日を望みたい・・とか、洗濯物は朝はここが日当り良くて、午後はこっちが良くなるのか・・等敷地と対話
『借景』とは
遠くの山など景色を自分の庭の一部のように取り込む日本庭園などで用いられる技法。
遠くの景色、場合によってはお隣さんのお庭など窓から取り込んだ実例をいくつか紹介。設計段階から狙ってやらないと上手く取り込めないので事前の周辺環境調査が重要、自宅以外の設計事例をいくつか紹介
近隣の公園や裏山等を取り込むパターン
認可保育園の保育室でも
▲三角屋根の木造認可保育園より
自分たちで植えて育てたものを取り込むパターンもあります
自分でつくったゴーヤーカーテン
和室で掛け軸風にも景色を切り取り、取り込んだ例
八重桜の木です、春には桜を見ながらお茶会も
空を取り込む
周辺に緑や公園がなくても大丈夫です。どんな条件でも必ず身近にある自然=空! を借景した住宅事例も紹介
この家のリビングから見える「空」
刻一刻と変化する空
周辺環境にあわせ、都市部でも開放的な拡がり感のある家を目指しております
建築に関するご相談は無料で承ります。お気軽にご相談下さい。
出来る限り適切なアドバイスをさせて頂きます。