自宅菜園屋上緑化「雨水がぐ~るぐるの家」

場所 東京都狛江市
用途 一戸建ての住宅
構造 木造2階建て
敷地面積 128㎡ 38坪
延べ面積 82㎡ 24坪
竣工 2011年
工期 5ヶ月
施工 株式會社 小林
特徴

日テレ「スッキリ!!」のアイディア住宅を取り上げるコーナーでも取り上げられ、自宅に降った雨水を活用して自宅ミニ菜園や屋上緑化、更にゴーヤーカーテン活き活きの2011年に東京都狛江市で完成した住宅をご紹介!!

毎日続けられて、楽しみながらエコロジーを目指す住まい

この家は中学からの大親友のための住まい。中学生だった当時にすでに設計依頼を頂いており、20年以上を経て大人になって何とか建築士になって本当に設計依頼を頂いた住宅です。設計に際してのご要望は1階に生活の中心をおくことくらいでそれ以外は自由に設計してよいとのことで、それならばと考えたのが「毎日続けられて、楽しみながらエコロジーを目指す住まい」でした

「エコ」「エコ」と気軽に使われるこの言葉、建築の世界でも多く飛び交ってましてエコな住宅って本当はなんだろうと日頃考えさせられます。太陽光パネルを何キロものせて長いスパンでゼロエネルギーのZEHハウス? 無垢の木でつくればよいのだとコスト度外視ムクムクハウス?あの商品設置したらエコ、この商品は会員じゃないと売ってくれないけどエコ??間違ってはいないかもわかりませんが、どれも親友に進められません

この家で考えたのはそんな商品搭載ハウスではなく、もっとシンプルな事。光や風、さらには緑や雨というただ(無料)で無限に与えられる身近な自然エネルギーをシンプルな仕組みで最大限生かす住宅でした。それもなるべく簡単に続けられて、毎日楽しみながらできるエコロジーを目指したいと提案しました

太陽熱&太陽光 風を最大限取り込んだプランを考えました。もちろん魔法瓶のような高い断熱気密性能は大前提となります。都心部にありますので隣地建物もすぐそこです。そこでプライバシーの確保された中庭を設けて スノコの床など設置して、冬でも光が奥まで届くよう配慮。南側建物が将来どう建て変わっても永遠にこの家に太陽熱&太陽光が入るようにしてあります♪

「庭」を愉しむキッチン

庭を取り込めるようプランニング、光と風の明るいアイランドキッチン。中央部分は規格品のアイランド、普段はオープンの背面収納は造作工事で製作

自然素材で仕上げることも大きなポイント。理屈抜きで無垢の床材は気持ちよいです、ただすべて無垢にすると高コストのため適材適所に無垢の場所を厳選しました。また調湿性の高い壁天井材で仕上げると、臭なども吸収してくれます。友人宅ですので竣工してから何度も訪ねてますが生活臭を全く感じない、いつもスッキリした室内環境が実現しました

庭イジリもお好きということで屋上緑化やお庭に緑をたくさん植えました。菜園もやってみたいし、ゴーヤーも育てたいとのこと。緑を育てるのにきれいな水(上水)ではもったいないということで雨水利用が登場、雨水がなるべく多く集められるように建蔽率いっぱいに広がった屋根、さらに余った雨水でトイレの洗浄もしようという試みも取り入れました

雨水循環の仕組み(断面図)

外観は敷地いっぱいに中庭を囲むように配置された四角い箱のような建物。屋根を屋上緑化して保水能力を高め、建物に降った雨は全て樋を伝って全て2トンの雨水タンク(駐車場の下に埋設)へ集まる仕組み。雨を多く、効率よく集められるように建蔽率いっぱいまで屋根を大きく配置してます。雨水タンクに雨水がたまってそれを建物内のトイレの洗浄水や庭・屋上緑化の散水、非常時などに利用している

駐車場の下部に2トン雨水タンクの様子 トイレの洗浄水にも利用しているため、雨水がなくなり空っぽというわけにいかない。雨水がなくなったら最低限上水(きれいな水)が補給される仕組み(補給水は最低限で、雨水が優先してたまるような仕組みになっている)。狛江市の降雨量から計算すると、4人家族の場合、2トンタンクで一年の半分が雨水だけでトイレ洗浄できる。 家庭菜園のある庭の様子 都市部で暮らしても「食べる庭=エディブルガーデン」をつくろう!!雨水で育てて、ニラやトマト、茄子、枝豆、ねぎ、キャベツ、レタス、白菜、ニンジンが採れました!!野菜を育てることがお好きな場合はまさに楽しみながらエコロジーが実現できます。


雨水で育てた庭はもちろん家の中から鑑賞します♪

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