各階が緩やかにつながる3階建の家2025/02/03

新しい住宅プロジェクトがいくつか進行中 週末もバタバタとしていますが、今日は大田区にて三人男の子がいる子育て新築住宅の計画打ち合わせへ

 

駅からほど近く周囲には3階たてが多い住宅地が舞台。周辺環境をよく観察する事から計画をスタートさせております。この日はちょうど冬至だったので一年で一番太陽光度が低い条件での観察に。

 

住まいのご要望は車2台に、広々LDKに、家事がしやすい動線に隠せる収納庫に、こども室は広くしないし、、、と夢いっぱいのご要望を頂きました

 

 

そして提案した初案ボリューム模型の様子。五人家族みんなの要望をよくきいて、プランをいくつか作り、数回打ち合わせ経て案を洗練させて、この日は初めてボリューム模型提案でした。

 

 

弊社のプレゼンは計画案にも寄りますが模型を使うことが多い。特に今回の住宅は各階が分かれるのではなく、緩やかに繋がるプランを提案していて、模型がないとどうなっているかわからないため。

 

隣の家と家の間から光が入る場所には小さな中庭もあり、朝日が入るこの中庭のまわりに家事動線が展開される。奥様テレワークコーナーも併設し広い家ですがコンパクトに日々の暮らしができる等模型で説明していく。

 

 

そして2階に家族が集まる中心があり、3階にはこども達の勉強ゾーンに、寝るところなどがあり、それらが緩やかに繋がる断面計画を提案、まだまだこれから検討事項が山積みですが大きな方向性は確認できました。これからが楽しみです😊

 

この家の住人 三男ハルちゃんも自分の部屋がどこになるのかなど模型チェックチェック。みんなの夢いっぱい詰まったプロジェクト、年内の完成を目指しています!

 

 

 

 

他にも住宅案件いくつか進行中でどのプロジェクトも夢いっぱい。物価や人件費高騰の中、いかに適正な金額で実現できるか建築士としての職能を試される時代を迎えております。弊社の住宅設計実例をいくつか紹介!!

目指しているモノづくり、コトづくり

弊社の住宅設計において「目指している住宅」を一言で言うならば、その敷地だけに成立する住まい手さんの「わがままハウス」となります!! 初回のお打ち合わせはどんな住まいにしたいのか、自由できままなのご要望(=わがまま)をたくさん教えてもらうことからスタートしております。いろいろな設計者がいますが、私は依頼者のご要望をたくさん聞きながら、想像力を高めてモノづくりを進めていくスタイルです。そのご家族にぴったり合う機能的で暮らしやすい住まいの器を目指しております。

 

お施主様の中にはイメージ写真のスクラップ集や結構多いご要望書をいただくこともあり、ご要望が多ければ多いほど燃えます! もちろん大量の資料を準備しなくても、お話いただくだけでも大丈夫です。どんな家に住みたいのか漠然とした話でもOKで、お施主さんと言葉のキャッチボールを通じてご要望を形にさせていただいております。

 

 

基本は「光×風×緑×空×楽!」

 

基本の基本は「光」があふれて明るく、「風」通しが良く、周辺環境にも配慮し「緑」や「空」など取り込みながら伸び伸び開放的な住まいになるよう工夫してます。特に子育て・共働き世帯の場合は、忙しい平日を機能的に過ごせ(家事「楽」動線、適材適所の造作収納家具の設置など)、また休日の貴重な家族団らんはより「楽」しくなるような遊び心や工夫も設計に取り入れております。自然素材にもこだわった仕上げで理屈抜きで心地よい良い家を目指してます!

 

 

 

新築住宅・実例紹介

弊社では住宅密集地など都市部における住宅を提案させて頂くことが多いです。これまで設計してきた3階建てなどの立体的な住まいのカタチをご紹介!!写真クリックで詳細ページへリンクします

 

 

「階段が書庫の家」

 

 

 

 

お隣の庭や神社の杜の景色を取り込む「借景の家」

 

お隣の庭や神社の杜の景色を取り込む「借景の家」

『借景』とは、遠くの山など景色を自分の庭の一部のように取り込む技法のこと。この家は武蔵野市のはずれに24坪の土地を買って、家族5人のための木造3階たてを建築した自宅です。敷地はわずかですが、家の東南に面しているお隣さんの開けたお庭や神社の杜の景色を借りて光や風を取り込み、近隣商業地域の住宅街だけど、明るく開放的で伸び伸び子育てしたいということが設計のテーマでした

 

 

1階には広いタイル貼りの土間ホールと白レンガ

玄関ホールの様子より。1階は採光が望めない敷地条件のために、シューズインクローゼットや収納庫、書斎コーナー、自転車置き場の玄関ホールがあります。タイル貼りにしたのはデザイン性のみならず冬の暖房用蓄熱のため(タイルやコンクリートは蓄熱性の高い建材)でもあります。1階の床下の断熱材で覆ったコンクリート基礎をFFガスファンヒータで温める蓄熱床下暖房としてます

2階LDKの様子

 

 

 

 

 

「らせん階段の家」

玄関ホールの様子からご紹介! この家は真ん中に「らせん階段」を設置し、ホールも丸~く囲んでつくった住まい。

 

 

 

真ん中に黒いらせん階段でつながる家

木造2階建ての若いご夫婦のための新築の住まい 弊社で設計させて頂いた住宅を実際に見られて、土地探しの段階から相談を頂き、いくつかの土地候補を経て、最終的には松戸市にて土地を買われ設計依頼を頂いた案件です。初回打合せから住みたい家のイメージが共有でき、その実現に向け約1年一緒に進めさせて頂いた物件

 

 

 

 

光や風を最大限取り込み明るく開放的に

傾斜した屋根を支える木の梁はすべて現しの(構造材がそのまま出ている)デザイン、屋根の傾斜を利用した広い屋根裏収納スペースが設置され、家の真ん中の「黒い螺旋階段」が1階から屋根裏収納まで3層をぐるぐる結んでおります!

 

2階のみんなの間

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