吹抜けのメリット・デメリットについてbySUUMO2023/05/03

 

 

1.5層の高さの吹き抜けのある立体的な住まい

「吹き抜け」と一言に言っても様々な形態や大きさがありますが、弊社の設計では住宅に限らず保育園や他施設でも吹き抜け空間を提案することが多いです。吹き抜けは何となく良いな~と思っても具体的なメリットやデメリットはわからないという人も多いはず。そこで、吹抜けのプランにはどのようなものがあるのか、おしゃれな空間にするためのポイント、吹抜けにする際に注意すべきポイントなどSUUMOさんの取材に答えましたのでご紹介!!

 

 

 

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リビングや玄関など明るく開放的な空間にしてくれる「吹抜け」

住宅の吹き抜けを利用した設計事例集

吹抜けのメリットとは?

吹抜けにすることによって、空間が縦に広がり、開放感を演出することが可能に。

「通風・採光面でのメリットが大きいですね。窓が高い位置に設置できるので、太陽の光をしっかり1階まで取り込むことができるようになります。また、吹抜け上部に熱が上がるので、空気が循環することで風通しも良くなります。また、吹抜けで1階と2階の空間のつながりができることから、家全体のコミュニケーションが円滑になります」

吹抜けのメリット

・開放的な空間を演出できる
・通風・採光が取れ、明るく清々しい空間になる
・家族のコミュニケーションが円滑になる

 

吹抜けのデメリットとは?

一方、デメリットとしては、吹抜けにする場合は2階部分の床面積が狭くなることが挙げられる。また、上下階の空間のつながる分、音が筒抜けになることや、料理などのニオイが気になるということも。「大きな吹抜けをつくる場合は、断熱性や気密性をしっかり担保しておかないと、冷暖房の負荷が高くなり、光熱費の負担がかかるケースも」

 

 

吹抜けの時デメリット

・2階部分の床面積が狭くなる
・音やニオイが気になる場合も
・断熱性・気密性を担保しないと熱効率が悪くなる
・空間がつながり開放感が出る半面、家族間のプライバシーの担保が必要になるケースも

 

 

吹抜けにするときに注意すべきポイントとは?

 

吹抜けにする目的を明確にする

まず、吹抜けを取り入れる際に大切なことは、吹抜けにする目的を明らかにするということ。コミュニケーションを円滑にしたいのか、採光・通風面を重視したいのか、開放感のある空間にしたいのかなど、優先順位をしっかりつけてプランニングをしよう。

「吹抜けにすることで2階の床面積が狭くなるため、その分吹抜けにする目的をしっかり持ってプランニングしましょう。また、吹抜けでいろいろな空間とのつながりが生まれるので、プライバシーを確保したい場合は、個室もきちんと確保してしておくことが大切です。2階に個室を設けて最小限のスペースにすることが多いですね。家族でシェアするスペースとプライベートスペースを上手に両立させましょう」

 

 

断熱性・気密性を担保した住宅性能に

吹抜けにすることで縦空間が広くなるため、住宅の断熱性・気密性を高くすることは大前提だ。また、吹抜けの上部にはエアコン、シーリングファンを設置して、上部に溜まった空気を循環させる仕組みをつくろう。その際には吹抜けの方位を見極めて配置しよう。エアコンはメンテナンスできる場所に取り付けるように注意を。
「例えば、キャットウォークのように2階を回廊にしておけば、メンテナンスしやすいですよ」

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吹抜け上部をぐるりと回廊にしてメンテナンスもしやすい。グレーチングになっているので、しっかり1階まで光が差し込む
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効率的に光を取り込み、空気を循環させる仕組みをつくる

そして、風通しと採光が取れるよう高い位置に窓をつけることもポイントだ。
「窓は電動式で開閉できるようにすると便利。日差しを遮るためのブラインドやシャッターを取り付ける際も同様ですね。窓は庇を長くつくっておけばメンテナンスもそこまで必要ではありません」

 

<以上、SUUMOサイトより転載>

スキップフロアや遊具を設置した事例などSUUMOホームページのほうではもっと詳しく紹介されてますので下記にリンクいたします。

 

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