「ルーバー格子と北欧インテリアの家」

場所 東京都中野区
用途 一戸建ての住宅
構造 木造2階建て
敷地面積 580㎡ 175坪
延べ面積 252㎡ 76坪
竣工 2013年
工期 10ヶ月
施工 株式会社 山崎工務店
特徴

竣工して7年目「ルーバー格子と北欧インテリアの家」

お寺の境内に建つ、住職さんご家族のための住まいです。高さ6メートルの巨大な「目隠しルーバー 格子」で囲われた空間を挟んで、お寺部分(本堂や客殿)と住まいの部分(庫裡)が緩やかに結ばれるように配置計画しました。2013年に完成して住み始めて、6年が経った2019年のいまの様子をご紹介。ルーバー格子は常にお寺の様子が垣間見れ、気配りが出来るよう配慮して設置しさらに縦の格子は夏の西日のカットの役割もしてます。

ルーバー格子の内側、アプローチ部分の様子。黒い外壁は「焼杉」を採用してますが6年経過して新築当時より仕上がりの雰囲気がよくなってました。関係者しか入れないプライベートゾーンのポーチの様子

内部は一転、センス良い家具や照明が並びゆったりくつろげる北欧インテリア

東京とは思えない緑豊かな斜面の上に建っており、東南向きの周辺環境を最大限取り込んだLDK。断熱性能の高い木製サッシュを開け放つとウッドデッキを併設。季節も良く理屈抜きの気持ちの良い風がぴゅ~と通り抜ける空間になってました!

自然素材にこだわった仕上げ

床は木の下地の上に60cm角の大判石張り、壁は珪藻土や板張り、化粧梁や木製建具など木や自然素材にこだわった仕上げです。プロジェクター+スクリーンのホームシアターも設置されてます

可動引き戸で開け閉めし、個室にもでき、拡がりもたらす和室

電動のオーニング庇を設置して日差しを調整、新宿方面の素晴らしい眺望が楽しめるウッドデッキの様子

ワーロン紙の可動3枚引き戸をあけると琉球畳の和室

IKEA製のコの字型キッチン

キッチンはIKEA製のコの字型特注キッチンです。フラットなIHコンロなど設備もこだわって組み合わせております。mabe 冷蔵庫を置き、キッチン廻りはハチの巣型タイルで仕上げてます

キッチンの並びに洗濯や洗面等の水廻りを設置して家事楽動線にも配慮。造作家具の洗面化粧台にタイル張りの浴室、室内物干し用のサンルームがつながってます。

在来工法による浴室の様子 いわゆるユニットバスではなく浴槽や壁の仕上げなどすべてオーダーできる浴室です。浴槽及び水栓、テレビも設置されてます

浴室から見え、洗面所からつながっているサンルームの様子。基本的に室内干しスペースですが、物干ししていないときはちょっと腰掛けられるようになってます。観葉植物などを引っかけて設計当初の想定以上の活き活き空間になっていました

主寝室やこども室の様子

ちょうど良いサイズの吹き抜けでつながる2世帯住宅

階段やホームエレベータでつながってた2世帯住宅。1,2階を結ぶ吹き抜けは下階のための採光用に設置。更に、紐をくくり付けた籠でちょっとした荷物は上げ下げで運べます。

1階親世帯の様子

タイル張りの土間からも直接入れる前室=予備室の様子

1階LDKの様子

どこからも美しく緑が見えるように庭師さんが定期的に手を入れられている

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