都市部の設計において、私どもは上下階を結ぶタテの動線を工夫する住まい実例が多いです。そんな2世帯のための立体住宅実例をご紹介!!
光溢れる階段が結ぶ4層の住まい「葛西の家」
鉄骨造3階建て 竣工2007年
1階から屋上までの4層の住空間、光溢れるタテ動線・軽やかな鉄骨階段が結ぶ立体的な構成の住宅です。完成した頃テレビでも紹介されたので下記UP。
「住まいる家族」#47 11月23日(日)放送「家族をつなぐ光の階段」
4層をタテに結ぶ鉄骨階段
まずは1階の様子から順にご紹介・・
■1階:親世帯の間
バリアフリーで畳と洋室が連続。又すぐ横にはミニキッチンも併設されており、可動式建具で開閉して利用する。
■2階:みんなの間
共用のLDKと水周りがある2階部分。自然素材にもこだわった家具と一体の間。
LDを囲むように造りつけのベンチ式収納を設置。収納の問題は住宅の場合共通にでてくるが、今回はあえてベンチや吊戸として視覚化させている。
アイディア造作家具
キッチンよりLDK方向を見る
又振り返ると窓の外にグレーチングの台をつくった。上部は花台として、下部はサービス(生ごみ等の一時置場)に利用していただく。これは専門的な言葉ですが建築面積がギリギリの中での、家事の細かい部分への配慮からつくった。
キッチンが真ん中の家も家事動線を中心に構成を考えたが、普段利用する方(必ずしも主婦とは限りませんが)に優しい設計が私どものモットー。建築家もいろいろなタイプがいらっしゃると思いますが、建築家の身勝手な自己満足型の設計とは一線を引いて、お客様との言葉のキャッチボールで物をつくるスタイルをとっております・・。
■3階:子世帯の間
ロフトのある立体的な空間。各室は引き戸でゆるやかに繋がっている。
1階から3階、更に屋上をゆるやかに結ぶ光の階段の様子。
特に階段の上部の段板(床)はこだわってつくった。
■屋上:花火鑑賞の間
近くのディズニーランドの花火がよく見える屋上の様子。
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