レーモンド設計の「旧赤星邸」武蔵野市が取得へ!!2020/03/22

地元武蔵野市の名建築の一つアントニン・レーモンド設計の「旧赤星邸」について、「武蔵野市が取得し保存活用する」という今朝のNHKニュースをご紹介!!

 

武蔵野市が旧赤星邸を取得へ<NHK首都圏NEWSより>

東京・武蔵野市は、昭和初期に建てられた鉄筋コンクリート造りのかつての実業家の邸宅を取得し、国の有形文化財への登録を目指すことになりました。明治生まれの実業家で、学術研究の支援に力を入れた赤星鉄馬の旧邸宅は、戦前から戦後にかけて活躍したチェコ出身の建築家、アントニン・レーモンドが設計し、昭和9年に建てられました。白い外壁に独特の曲線美など近代モダニズム建築の特徴を残す貴重な建造物として評価されています。地上2階建ての鉄筋コンクリート造りで、延べ床面積はおよそ1200平方メートル、建物と土地は、戦後、カトリック系の団体が所有し修道院として使われてきましたが、武蔵野市は今後、建物を譲り受けるとともに土地を買い取る方針を決めました。購入額は、専門家でつくる審議会で検討し、取得の具体的な時期を決めることにしています。建物は保存して国の有形文化財への登録を目指すほか、敷地は将来、公園にして市民に開放する計画です。武蔵野市は「歴史的な建造物として保存を望む地元住民の声も受けて取得を決めた。保存状態も良く、貴重な文化財として活用をはかりたい」としています

 

以下は昨年この建物を見学した際のブログを再UP、このころは市に取得してもらうよう努力されていた時期だったので大きな前進にうれしい限り。保存と活用の署名運動に私も参加させて頂きましたが今後どのように活用できるのか見守っていきたいなぁと思います。

レーモンド設計の「旧赤星邸」を見学、保存と活用へ

2019年の12月に、こどもの幼稚園のママ友つながりで 吉祥寺にある、アントニン・レーモンド設計の「旧赤星鉄馬邸」=現在ナミュール・ノートルダム修道女会の建物を見せて頂く機会がありました。こちらの建物は学生時代から個人的にもよく知っている場所で、武蔵野市吉祥寺の成蹊学園の南側にある有名な建物です、中に入ったのは今回初めての事でした

 

 

アントニン・レーモンド設計の「旧赤星鉄馬邸」

旧赤星邸はJR吉祥寺駅の北西約一キロの住宅街にあり、敷地は四千平方メートル超。二階建て延べ三千五百平方メートルの住宅は一九三四年に建てられた。米国人建築家アントニン・レーモンド(一八八八~一九七六年)が設計し、近代モダニズム建築の特徴を色濃く残している。終戦前の四四年に陸軍に、終戦後は連合国軍総司令部(GHQ)に接収された。五六年、カトリック・ナミュール・ノートルダム修道女会が購入し、シスターの養成施設として使われてきた。

 

 

今回正式な見学会ではないママ友つながりの会で参加させて頂いたので、皆さん子連れで見学。子どもたちは広大な庭で追いかけっこをしている中、パパママはじっくり名建築を拝見できました。

 

保存と活用へ

2011年以降 修道女の志願者がいなくなってしまったために、大きな敷地に3名で暮らされているとのこと。志願者の減少に伴いこちらの修道会は2020年3月に閉鎖することになり、昨年の2019年8月に「旧赤星邸の緑と建物を武蔵野市公共施設として保存活用を願う会」が設立され、会員の方が武蔵野市に敷地と建物を一体なものとして残すよう、活動中!!だそうです、署名運動もされています。もちろん私も署名させて頂きました

 

玄関入ると 外観から見えていたスリット連続窓のある広いホール 階段の上に赤星氏の書斎があった。

 

階段のデザインも踏むところに天然木を使うなど細部までこだわって創られている

 

 

見学させて頂いたのでが昨年末でしたが 温水の暖房が現役でよくきいていて内部はとても暖かかった。ただ面積が相当あるので ランニングコストなど維持費がどのくらいかかっているのか気になった。

 

1階の大広間の様子 庭に開かれサッシュを開ければ開放的な空間

 

 

 

神は細部に宿る

随所に建築的な工夫や仕掛けがあり、この家に愛情をもって仕事された当時の職人さんの技が見て取れます。そしてこの家が大事に使われてきたということも同時に実感。

 

 

こちらの引き出しは開き方がユニーク!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もともとの敷地は現在の成蹊学園の一部まであったとか・・このあたりは車寄せでドライバーさんの休憩所も併設されていた。戦前当時の武蔵野はどんなまちだったのか想いを馳せます・・

 

 

旧赤星邸の屋上から庭をみる

 

個人的にはぜひ武蔵野市が購入して市民のための施設に活用してもらいたいと思います。待機児が多いエリアでもあるので 既存建物を活かして改装し 1階部分は園庭付きの認可保育園、2階は市民が気軽に入れる文化交流を促す施設などいかがかな、保育園にした場合違う意味の反対運動がおこるといけないのでまずは市民の交流施設へ!!

 

Category: 建築旅 ,

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