吉祥寺での設計活動40年目 「古くて新しい家!?」2018/05/03

だいぶ涼しくなったなぁと思っていたら日中30°超えなど昼と夜の寒暖差が大きく体調悪くしがちな最近の東京、もうインフルエンザも出ているとかでうちの子も昨日から発熱!!インフルなのかな・・ 体調管理に気をつけたい今日このころです

 

 

小金井公園内にあります江戸東京たてもの園へ

前川邸と三番目の子どもJUI♂4歳

江戸東京たてもの園は、失われてゆく江戸・東京の歴史的な建物を移築保存し展示する目的で東京都小金井市の都立小金井公園内に設置された野外博物館。小金井市にあり事務所からも近く、建築士にとっての目の保養のためにたまに出かけていきます

 

一番好きな住宅がこちらの前川國男邸

 

この住宅は、1942年に東京都品川区上大崎に建てられました。前川國男氏の生前、1973年に解体され、軽井沢の別荘で解体材の状態で保管されていましたが、その後前川家から「江戸東京たてもの園」に寄贈され、1996年に再建されました。

 

1941年に太平洋戦争の翌年1942年に建てられた家とはとても思えない建物です。物資の無い時代の中で、限られた建築資材とこのころの建坪100㎡以下という制限の中で建てられた。

 

 

住宅建築はその当時の暮らしや社会の情勢を色濃く反映したものだと思いまして、実際の建築は訪れるたびに発見があって この建物も学生時分から何度も訪れてますが 訪れるたびに気づく感じることがあります。一回で全部わかるともっと素晴らしい建築士になれたのでしょうが、少し年を重ね経験を踏むと学生自分には見えなかったものがあり毎回新鮮な発見と共に楽しめます、私もおっさんになったなぁと。。

 

 

内部はとても開放的で明るく豊かな空間

この大窓上部にはカーテンを設置する予定でカーテンボックスが設置されてますが長く伸ばした庇のおかげで実際にカーテンは取り付けなかったとか・・。設計の時の作戦と実際に暮らしてみてが違うのは前川さんにもあるのです。なんとなく黒っぽい外観はデザインもあるのでしょうが戦時中だったことも大きく関係あるのかなぁとか当時の設計者の想いを想像する

 

ドアが丸かったり随所に遊び心のあるデザイン。キッチンとダイニングを結ぶ木の小窓

 

大開口の窓の納まりも日本的で素晴らしい

 

たてもの園には建築以外に当時の街並みや昭和37年製造の都電なども置いてあります

 

渋谷駅前を起終点とし、新橋・浜町中ノ橋・(神田)須田町まで走っていた車輌です。交通量の急激な増加にともない、都電は荒川線を除いて1963年(昭和38)から順次廃止されました。

 

銭湯も

 

天明家(農家)(てんみょうけ)

江戸時代、鵜(う)ノ木村(現在の大田区内)で名主役を勤めた農家など古い建築もたくさんあります

まだ行かれたことのない場合 ぜひ一度訪れてはいかがでしょうか

 

 

 

 

と、ここまでが長い前段となってまして、ここからが今日の本題。吉祥寺駅からあるいて閑静な住宅に完成したリフォーム物件。完成後に雑誌「プラス1リビング No.71 2011年2月号(主婦の友社)」の特集「カフェのような家」のつくり方等雑誌にも掲載されました「古くて新しい吉祥寺の家」を御紹介!!

 

furukute002
001

002

plus_1102-200x200.jpg
「古くて新しいサツキとメイの家」
木造2階たて リフォーム 竣工2009年

 

A42

DSCN5944.JPG
柱は埋め木をした昔の梁です、転用してます

DSCN5247.JPG
キッチンのビフォー


全て造作で製作した 木のキッチンへ

R0012410.JPG
随所にハイテクな機器を組み込んでおります

 

furukute002.jpg
アフター ダイニングキッチンの様子より
黒板のあるマガジンラック&収納もつくりました

kichifuru02.jpg

DSCN5264.JPG
玄関ビフォー


R0012026.JPG
玄関アフター この玄関は天井を残すなど全体の雰囲気を活かして再生。古材を利用したニッチを設置
昔小学校にあったような下駄箱をイメージして「造作靴収納」

R0011785.JPG
造作玄関収納 小学校にあるようなものをイメージして
「びーだま玄関ドア」

R0011789.JPG
一方、びーだまは昼間外から入る光をカラフルに染めるためのもの。黄色と水色びーだまの間はドアアイが付く、全てのびーだまは外部から覗かれないように半透明仕様になっている!

 

DSCN4672.JPG
2階へ上がる階段 ビフォー


R0011905.JPG
アフター 耐力壁ではないため、手すり壁として階段に光をもたらしている

R0012005.JPG R0012006.JPG
2階の様子 こちらも梁や補強した壁を現しとしてデザイン
アクセントの薄いブルーのクロスも張っています
「手動式滑車で洗濯物を上げ下げ」

kassha.jpg
1階に洗濯機があり、陽が当たる2階のルーフデッキまで洗濯物を「えいやっ」とあげる簡単なからくりの手動式滑車を設置しました

R0011958.JPGR0011954.JPG
船舶用の木製滑車を天井に設置して、同じく船舶用ロープを用意・・


R0011962.JPGR0011945.JPG
ロープを引くとかごが窓へ向かって上がるシンプルな仕組み。

R0011935.JPG
軒丸太に埋木をして柱へ転用した「再生柱」にロープをくくりつければリフトアップ完了!!

関連するブログ


設計のご依頼やご相談、
お問い合せはこちら

建築に関するご相談は無料で承ります。お気軽にご相談下さい。
出来る限り適切なアドバイスをさせて頂きます。