発売中の雑誌「東京の経験豊富な建築家とつくる家2(建築ジャーナル発行)」に紹介されました!
題して”17の住まいと家族の物語”厳選17の建築家さんとお施主様との物語が実例紹介されております!
紹介された弊社設計案件は2018年に完成した仲良し姉妹の熊本の家!!この家を改めて紹介したいと思います!
始まりの始まり
この家の主は小さい頃から一緒に遊んだ従兄弟です。従兄弟は物心ついた頃から医学の道を志していて、従兄弟が本当に医者になれたら設計は頼むよと小さいころからの約束でした。そうして東京と熊本、生活の拠点は違いますが従兄弟は立派な医師となり、私も一応建築家となり、本当に設計依頼を頂いたのでした。
住まいへのご要望
従兄弟は本当にハードに働かれていて、転勤はつきもの、家族との時間もままならなかったという。そこで、家族との時間も生み出せるように、思い切って働き方をかえようと決意されたそう。それと同時に新居を熊本の地で建てたいと思ったとのこと。新しい住まいは家族と楽しく過ごせる家で、車2台が入るビルトインガレージがあって、キッチンや浴槽など設備機器にもこだわりたいということがご要望でした。
提案したこと
候補の土地も一緒に確認させて頂き敷地が決定。周辺には中規模マンションも建つ近隣商業地域でしたが、明るく開放的で暮らしやすい、愛車AUDIにも負けないかっこよい住まいを模索しました。敷地の形状など綿密に調査し、好きな建物のイメージも共有し、ご家族の住まい方など理解しながらスケッチスケッチ。
耐震性重視
設計中に熊本地震があり、改めて耐震性の重要さが問われました。この建物は木造の2階建てですが構造計算をして、柱や梁にかかる正確な力を算出し、地震に強い建物をつくり上げることも大きな目的の一つでした。
中庭をコの字で囲む建物の配置と屋根形状を利用したハイサイド窓&天窓から採光通風
敷地の東側に中庭を設置するコノ字型プランを採用し、梁を現しにした開放的な傾斜天井とし、天窓やハイサイド窓を設けて採光&通風する計画としました。
ガラス張のビルトインガレージと吹き抜けでより開放的に!
ガラス張りのビルトインガレージはLDKと視覚的に一体にして、リビングからいつも愛車が見えるとともに、空間の拡がりも感じるようにしている。愛車を眺めるリビングにはこだわりのスマートファイヤも設置。
アムスタイルさんのキッチン台+取り囲む造作収納
キッチンは東京で一緒にショールーム周りをしながら、アムスタイルさんのアイランド型で決定。このキッチン台を取り囲むように連続引き戸による造作収納家具を設置した。引き戸を開けると食器棚、家電収納、冷蔵庫、家事デスク等が出てきて、扉を閉めればすっきり見える。また扉の一つは勝手口にもつながっていてゴミ出しなど家事が楽にできるよう配慮した。
浴槽はこだわりのジャクソン
階段を上がるとサンルームや子ども室など
ガス乾燥機幹太くんもあるし、室内物干しも併設
子ども室は将来二つに仕切れるように配慮、さらに女の子二人だから広い収納室も併設
「熊本/ビルト・イン・ガレージの家」
■施工:建築はBLESS@HOME(ブレスホーム)キッチンはアムスタイル(施主発注)外構はcozy(コージー)
■構造規模 木造2階建て(在来工法)■構造設計平木建築構造研究所■延べ面積47.5坪
建築に関するご相談は無料で承ります。お気軽にご相談下さい。
出来る限り適切なアドバイスをさせて頂きます。