ゆーまがゆく!!「空間・体感」編2008/02/03

住宅の建替え、リフォームの内容を中心に年末から多くのお問い合わせを頂いておりましてありがとうございます。現在も、福岡や名古屋、軽井沢等の現場が進行しておりまして、遠方でも資料送付しておりますので、お気軽にお問い合わせ頂ければと思います。宜しくお願いいたします。
スタッフ数人の小さな事務所ですが、設計活動を通して何か社会に貢献できればの想いでこつこつと設計監理作業に従事する日々・・・ちょっと気を抜いた話題を1つ。
「建築」はなかなか写真や図面だけではわかりにくい事が多く、実際に訪れ見たこと、触れたこと、風土気候や、その場所へたどり着いた方法などその空間を体感することが重要だと思う。出張等のついで、又近くのオープンハウスの情報が入ればスタッフを連れて体感するようにしている・・
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(ゆーま、♂、本人曰く、3歳ですが友達の まほちゃんと結婚したそうです)
休みの日などに出かけると、ゆーま(3歳の息子ですが)も連れ立っていくことも珍しくなく、最近体感した空間(建築)をいくつかUP。建築を見るといっても、建築自体には実はあまり興味がなくて、その建築と周りの環境とのつながりにとても興味がある。周囲の環境における素晴らしい建物のあり方を前にすると、小さい子どもでも反応し、理解できたりするのです。
●まずは群馬県は館林市で再生建築の現場があり、定例後に訪ねた群馬県立館林美術館の様子から・・・
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【群馬県立館林美術館】(竣工2000)
設計:第一工房
館林市郊外の水耕田跡地に建設されたこの建物は芝生の広い敷地(公園)を囲むように配された建築である。建物を設計していると同時に、この建物と広場とのつながりを設計されたのだと感じられる。
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付近には「館林市彫刻の小径」と名づけられた散策路があり、多々良沼公園の生活環境保全林に沿って、多くの彫刻が設置されている。
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ただだっだ広い広場とも違う、建物が囲っていることで感じる何かがある。理屈ぬきで、晴れていれば踊りたくなる心境をゆーまが表現中・・・
●次は箱根は仙石原に佇むガラスで覆われた美術館。
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【ポーラ美術館】(竣工2002)
設計:安田幸一 / 日建設計
ヒメシャラの森に架かる橋を渡ると、光に満ちあふれたガラス張りのエントランス。
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住民の反対運動の影響、又仙石原は環境保護のために8m以上の建物は建てられないため、美術館は、すり鉢状に掘りこんでつくられおり、展示室は地階にある。館林とは異なって地下の隔離された場所に展示空間がある。それを補うかのような光が降り注いでいるハイテク建築・・・。
「箱根の自然と美術の共生」がテーマだというが、自然との分かりやすい本当の「つながり」が感じられないのかゆーまは甘味処で一休み・・・。ただ、美術とは静かに向き合えます。
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住宅関係もいろいろ出かけています。
●まずは横浜にて・・・オープンハウスに参加。
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【屋内と屋外の家】(竣工:2006)
設計:保坂猛
住宅においても外の内部化を意識した作品には何かひかれる・・・
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手摺の高さの低さなど細かい部分は置いておくとしても空間の構成、内と外のつながり等プランニングが素晴らしいと感じた。思わず、中庭で踊りだしそうな空間。
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ゆーまは周りの人の協力もあって無事に屋上までたどり着いて上から建物全体を眺める。屋上まで登ってみたくなる気持ちがよくわかる・・。
●次は東京は地元・武蔵野市にて、シュタイナー住宅を体感。
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シュタイナー建築についてはいろいろ哲学的な話になりそうなので、難しい話は横へ置いておく。
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●次は四国は高松市にて。現代建築ではなくて、江戸時代初期の建築体感。
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【掬月亭(きくげつてい)】(江戸時代初期)
設計:不明
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この建物は特別名勝「栗林公園」内に佇んでいる。
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池へはねだした格好で静かにたたずんでいる・・・。
ゆーまは鯉に餌をやるのに夢中。まるで、内部にいながら外にいる感じ。
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建物自体が素晴らしいというより、やはり外(周辺環境)とのつながり方が素晴らしい。雨戸のシステム(90度回転したりする)も合理的で形態としても美しいと実感。
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建物の中からの眺めが特に美しい掬月亭  ちょっと説明
旧藩主が使用した茶室で、藩政時代に大茶屋とも呼ばれたこの建物は、園内に建てられた数多くの茶屋風の建物のうちでも一番大きく、特に主要なもので四方正面ともいえる珍しい建物です。また掬月亭とは、南湖に面した一棟の名称であり、中央の初莚観(しょえんかん)を含む7つの棟の配置が北斗七星に似ているところから総名を星斗館(せいとかん)とも呼んでいましたが、現在では北側の2棟が取り払われ、残りの5棟を「掬月亭」と呼ぶようになりました。
「掬月亭」の名の由来は、南湖に面し月の眺めが殊によいので、唐の詩人于良史(うりょうし)の作「春山の月夜」と題する詩の「水を掬すれば月乎にあり」の一句を取ったものであるといわれています。この建物は、庭園が創築された江戸時代初期に藩主生駒家によって建てられたものと推定され、松平家の時代を経て、明治8年3月以降は県立公園内の一建物として今日に至っています。掬月亭は南庭の中心に位置し、風景の鑑賞回遊に最も適した所にあります。池泉築山の造園的手法もこの建物を中心とするように配慮されていることから、江戸時代の代 表的庭園「南庭」にとって最初から重要な存在であったと考えられます。
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建築家:村野藤吾氏も心酔したと言われる本亭は、細部に至るまで見所満載。初莚観に見られる井桁菱格子は繊細で美しく、村野氏も自作「なだ万山茶花荘」で使用したほどの逸品だとか・・・。
さらに一見しただけでは注目されることのない「和紙貼り天井」は、わずかに和紙の重なりが線となって見える。照明器具まで和紙貼であった。細部に至るまでシンプルなのが更に素晴らしい・・(個人的には天井高さが微妙に違うと気づく。これはつくった人の意図か・・!?)
知識がないと理解できないもの、ハイテクなものは今のゆーまには理解できない・・でも人工的なものではなく、周囲の環境をうまく取り込んだ空間に、ゆーまは本能的な部分で反応しているように思う(深読みですけど)。でも、自然素材でできている空間とそうでない空間に連れて行っただけでも反応は違うんです。シンプルで分かりやすい建築による環境づくり、気持ちの良い空間づくりを目指していきたい。
●最後は名古屋へ・・・
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金の鯱鉾(しゃちほこ)の名古屋城が目前ですが、名古屋駅と名古屋城にはさまれた土地に1件の新築住宅を設計中・・。じつはここにも歴史的な環境、背景がありまして・・・長くなったのでこの話は又次回。

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