【ドイツ・オーストリア建築研修2010】その⑨ズントー/ブレゲンツ美術館2010/07/10

念願のズントー作品初体験!!
光がやわらかい印象のブレゲンツ美術館(ピーターズントー設計)

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オーストリア、ドイツ、スイスの3国が交じり合うボーデン湖のほとりに建つこの建物は、コンクリートの構造体にガラスを纏っている。ダブルスキンの建物はどこでもよく見かけるが、これが特異であるのは、2920×1710のブラストされたガラスが、魚の鱗のように左右で重なり、上下方向にも微妙に角度がついている点!
見る角度によってガラスとガラスの隙間の見え方が異なり、光の反射の仕方も一様ではないため、全て単一の物で覆われているにもかかわらず、単調さはなく、また柔らかな印象もうける。

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CANDICE BREITZ The Scripted Life 06 | 02 – 11 | 04 | 2010

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個人的には地下のガラスブロック部分に関心・・

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ここはトイレ、枠の納まりがすっきり、洗練されている

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ズントー1943年にスイスのバーゼルに生まれた。家具製作を生業とする家庭で幼い頃から木工仕事に親しんで育ち、父親のもとで家具製作工としての職業教育を受けた。バーゼルの造形学校で“室内建築”およびデザインを学び、ニューヨークのプラット・インスティチュートでインダストリアル・デザインを学んだ後、スイス・グラウビュンデン州(スイス南東部に位置)にて歴史的建造物の修復の仕事に携わった。
1979年、同州ハルデンシュタインにアトリエを設立、ここを拠点に活動を展開し、スイスの内外に作品を残している。建築家としての活動のかたわら、スイスのイタリア語圏にあるメンデリジオ建築アカデミー(Accademia di Architettura Mendrisio、AAM)の教授として教鞭をとっていた。

 

 

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