再生住宅7 空を感じる光と風の家2011/01/19

再生住宅(全面リフォーム)とは・・外壁の補修、色を変えたい等美装ではなく、必要であれば骨組み(基礎および土台など主な構造部分)からやり直し、設備も含めて新築同等の性能を持たせ再生させたリフォーム物件のことです。再生住宅は単なる美装とは差別しております。これまでつくった再生住宅事例をご紹介!!今回はテレビにも紹介され、賞も頂きました「空を感じる光と風の家」
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リビングから見えるルーフデッキの様子
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2階の様子より。この家は既存鉄骨フレームを利用した再生住宅で2階はスキップフロアを採用している。リビングダイニングを中心に左側は同じ高さでテラスとつながり、右側は空(ルーフテラス)を取り込む家
ちょっと断面解説図。アトリエの天井をおさえることで上階のルーフテラスの高さが下がりリビングと近い関係になる!
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段差を利用してルーフテラスを取り込み、小さな空間も収納として利用
「空を感じる光と風の家」
東京都荒川区、2階建て木造+S造
一部既存鉄骨フレームを利用した再生住宅(全面リフォーム)
敷地36坪、延べ面積48坪の2世帯住宅

今回辰巳琢郎が訪ねたのは、古き良き下町情緒が残る荒川区町屋。
のどかな都電荒川線の電車をおりた辰巳琢郎を迎えたのは、Mさんご夫婦。ご夫婦とも長年公務員をされていましたが、奥様が去年、定年退職したのをきっかけに築81年のご自宅を全面リモデルしました。
ご家族はお嬢様二人と、ご主人のお母様、5年前から飼っている犬のS君です。Mさんのリモデルのテーマは「明るく、趣味を楽しみながらペットと共存できる家」でした。81年前に祖父が購入したこの家は、何度も改築を繰り返していましたが、部屋は狭く区切られていて段差が多く、ご近所が密集しているために光が入らず、暗く使いづらい間取りでした。また、趣味に没頭できる部屋とペットのS君と一緒に遊べる空間が希望でした。
そこで建築家からの提案は、窓を多く取り入れ、既存の間取りで生じている段差を利用してスキップフロアを作り、光と風を各部屋に取り入れるというアイデアでした。中央の階段は蹴込みが無い風通しのいいストリップ階段にして、2Fからの光を1Fへ取り込みました。また2Fにあるリビングの天井は屋根を1段高くして、空が見えるハイサイド採光を設けて三方からの光を取り入れることが出来るようになりました。
2階からの室内階段でスキップフロアとして設けたルーフバルコニーには、奥様お気に入りの家庭菜園も出来ました。週末にはお二人のお穣さんたちが友人を招いて、ワインなどを飲みながらパーティーを開くなど、アウトドアリビングの役目も兼ねています。
スキップフロアを活かした中二階には、奥様の趣味を楽しむアトリエも完成。
リビングの大きな窓から見える青い空や白い雲などを楽しみながら、ペットのS君と一緒に過ごすのがお気に入りの時間になりました。
「旅行に行かなくても、町屋に居ながら外国に行ったような気分になれます。」と、うれしそうに話すMさんご夫婦の笑顔が印象的でした。<番組ホームページより転載>

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外観より
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▲ビフォー(リフォーム前)
天井が高くハイサイド窓から採光通風の2階のLDKの様子
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▲ビフォー(リフォーム前)
▼アフター(リフォーム後)
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