「木造耐火建築」4 棟上2010/12/07

中野区にて工事中の「木造耐火」共同住宅(ワンルーム型12世帯)が棟上段階!
商業地域内での木造3階タテ!!従来、木造軸組工法による主要構造部を耐火構造とすることはできなかったため、これまでは実現できなかったが数年前の緩和によって実現可能になりました。近年大規模、高層な木造での公共建築など造られるようになりました、先日のヨーロッパ研修でも見てきましたがドイツなどは全体の建築の60%が木造となり、今後ますますシェアが期待されている・・。今回の計画もこの緩和による認定工法を採用している。
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完成後のイメージCGの様子
■設計のポイント2:「天空率」を採用し特徴的な形態を実現!!
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建物の先端が湾曲しているのは意匠的な理由だけではなく、「天空率」を採用した設計手法をとっているため。
本来は道路斜線制限によってここまで高い建物をつくることができないのだが、湾曲させ&天空率設計とすることで実現可能になる。
●天空率とは・・?
建築法規の用語の一つであります。
水平面上に想定する半球の水平投影面積に対する想定半球に投影しない面積の割合のことをいいます。建築基準法施行令により定義され、地上の一定の位置から見上げたときに見える空の割合を数値化したもので、採光や通風の尺度として、道路斜線制限、隣地斜線制限、北側斜線制限などに適合しない建築物でも建築可能になる場合があるので、その場合は天空率が関係していることが多いです。
来年の春までに完成&入居者募集となります。
■南台ワンルーム 中野区南台にて
木造耐火3階タテ、賃貸12世帯

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