築150年以上・・「江戸時代から住み継ぐ家」2011/02/15

R0027882.JPG
この建物は最初に作られたのが江戸時代!!築150年の建築です!!耐震性能を新築同等基準まであげ、断熱気密改修も行ないます。1期工事で屋根は全面的に葺き直しまして、今回は建物全体の耐震(制震)と断熱改修を含め全面的にリフォームしております!
R0027858.JPG
今回の耐震補強の特徴は、通常の筋交いなどの耐震補強のほかに更に制震ダンパーを取り付けております!
tech-boushin01.jpg
BOSHINは、構造材に負担をかけずに粘り強く揺れに抵抗し、減衰し、形状を復元する補強金物です。板バネの原理を応用した制震工法です
制震工法とは?建物の内部に弾力や粘りのある資材等で作成されたダンパー等を設置して、地震の揺れやエネルギーを吸収し和らげる仕組みです。家具の転倒や移動の被害は極めて少ないのがメリットですが、高コストなのがデメリットです。
よく似ているけど異なる免震工法とは?免震構造というのは、建物と土台の基礎との間に免震層を置いて、地震の揺れが直接建物に伝わるのを防止する仕組みです。この仕組みですと、免震効果が高く家具などの転倒被害が減少するというメリットがある反面、工事費が高くなるのと定期的な装置取替え工事が必要などのデメリットもあります。
今回は「制震工法」を採用し、更なる安定を構造に求めたリフォーム現場で、通常デメリットであったコスト面についても合理的したBOSHINというダンパーを採用しております!!
tech-boushin03.jpg
<BOSHIN特徴>
板バネは厚さ5mmのステンレス3枚板
バネ形状による減衰で抑える。3枚バネが柔らかく衝撃を吸収します。また、それぞれの3枚バネが異なる弓形の弧を描き、3枚バネの相互干渉で生じる座屈抵抗がブレーキとなり、それぞれ3枚バネの縮みや伸びの作動を制御することで振動を抑えている
施工時間も大幅に短縮
柱と梁桁、柱と土台の交点に設置します。コーチボルトで固定するだけの簡単施工なので取り付け時間が大幅に短縮
コストパフォーマンス
坪単価10,000円を下回る価格を実現(40坪基準)。大規模な工事もなく、リフォーム時も退去の必要がありませんので、仮住まいの費用が大幅に節約できます。

Category:

関連するブログ


設計のご依頼やご相談、
お問い合せはこちら

建築に関するご相談は無料で承ります。お気軽にご相談下さい。
出来る限り適切なアドバイスをさせて頂きます。