「都市部にもっと保育園を計画2015」2015/10/20

東京で実際に待機児童問題に直面した経験から弊社で取り組んでいる「都市部にもっと保育園を」プロジェクトがあり、今年度も保育園計画いよいよ工事の段階へ入りました!!

 

都内では定員60~100人の大規模保育園が2か所、神奈川では3か所の物件が進行中、さらに改修物件が都内でいくつか進行中で 来年4月オープンの保育所としては500名以上の定員の案件にかかわらせて頂いております!!もちろん重要なことは定員人数ではなくて住宅のような居心地よくて温かい雰囲気の、質の高い建築でしてこれから現場は山場を迎えます・・ひーー

 

 

 

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たまに新聞のトップニュースで待機児童問題取り上げられております。9月末の新聞には「待機児童5年ぶり増加」と大きく報じられました。うちも3人目が生まれて他人ごとではない昨今、保育所の十分な整備こそが女性も安心して働ける社会を形成していくと信じております

 

 

 

 

46_large首都圏には潜在的な待機児童(預けたいんだけどどうせ入れないからあきらめてしまうケースなど)が多くいて一体いくつ保育所をつくればこの問題が解決するのかはっきりした実態をつかむことは難しいといわれてます。提示によって実数がバラバラで一体いくつつくればよいのか・・など自治体でもきいたりします。安倍首相の来年度中解消??もマユツバものです

 

 

 

32_large先日お世話になっている保育所経営のオーナー様からお聞きしたところでは、新小学一年生の児童数に対して何%の保育所があるかという数値が大事だとのこと。少子化を解消したヨーロッパはこの数字が80%程度ある 現在の日本ではまだ40%弱しか保育所等施設が確保されていないようです。となると少子化を加味しても現在の受皿の少なくても1.5倍~は今後も施設が必要となりまだまだ、まだまだ待機児童問題の解決は時間がかかりそうです。「ひーー」とか言っていられない社会状況で、当然私ども 一設計者ができることは限られておりますがよりよい保育施設が、ひとつでも多く社会に受け入れられればなぁと常日頃感じます。

 

 

 

▼「無垢の木で仕上げた あそび空間のある保育園」川崎市2013年度オープン

SONY DSC児童が長く過ごす大切な居場所のため「施設」ではなく、「住宅」のような暖かい雰囲気を目指して設計しております。

光や風あふれる、無垢の材料など自然素材で仕上げ、造作の遊び家具もいっぱいの保育園へ♪エントランスと1階の廊下の様子 無垢の材料で仕上げております!

 

 

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廊下から保育室への入り口の様子    1~2歳の保育室にある「まぁ~るい本棚」

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▼「アートを感じるシックな住宅のような保育園」川崎市2014年度オープン

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普通なら無機質な土留めコンクリートブロック、この物件では動物達のアートで楽しく仕上げております♪

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▼「0,1,2歳限定の小規模グループ保育園」小金井市2014年度オープン

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緊急待機児童対策制度、特に1,2歳に重点を置いた定員19名以下の家庭的な雰囲気の小規模保育施設

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