木造耐火構造のワンルーム完成!!2011/03/21

商業地域内での木造3階タテ!!ワンルームが無事に完成!!
従来、木造軸組工法による主要構造部を耐火構造とすることはできなかったため、これまでは実現できなかったが数年前の緩和によって実現可能になりました。近年大規模、高層な木造での公共建築など造られるようになりました、先日のヨーロッパ研修でも見てきましたがドイツなどは全体の建築の60%が木造となり、今後ますますシェアが期待されている・・。今回の計画もこの緩和による認定工法を採用している。
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■設計のポイント1:木造耐火建築物!
従来、木造軸組工法による主要構造部を1時間準耐火構造にすることは可能でも、耐火構造とすることはできなかったため、これまでは実現できなかったが数年前の緩和によって実現可能になりました。近年大規模、高層な木造での公共建築など造られるようになりました。今回の計画もこの緩和による認定工法を採用している
以下のような建築物は耐火建築物にする必要があり、これまでは在来木造では不可能であった。
・防火地域において、階数が3以上、または延べ面積が100平方メートルを超える建築物
・準防火地域において、地階を除く階数が4以上、または延べ面積が1500平方メートルを超える建築物
・3階建て以上の特殊建築物(共同住宅・病院・百貨店など)
・条例などで耐火建築物を義務づけられた福祉施設など
 個人住宅のレベルで言えば、防火地域に指定されている場合、延べ面積が100平方メートルを超えると木造にすることが不可能だったが、規制緩和で可能となった
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■設計のポイント2:「天空率」を採用し特徴的な形態を実現!!
建物の先端が湾曲しているのは意匠的な理由だけではなく、「天空率」を採用した設計手法をとっているため。
本来は道路斜線制限によってここまで高い建物をつくることができないのだが、湾曲させ&天空率設計とすることで実現可能になる。
●天空率とは・・?
建築法規の用語の一つであります。
水平面上に想定する半球の水平投影面積に対する想定半球に投影しない面積の割合のことをいいます。建築基準法施行令により定義され、地上の一定の位置から見上げたときに見える空の割合を数値化したもので、採光や通風の尺度として、道路斜線制限、隣地斜線制限、北側斜線制限などに適合しない建築物でも建築可能になる場合があるので、その場合は天空率が関係していることが多いです。
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