「Fab(ファブ)るスキップフロアの家」2017/08/22

現在工事中の小平市の新築木造3階建ての「Fab(ファブ)るスキップフロアの家」をご紹介!

地盤改良中に防空壕のような空洞(ムロという食物保管の場所)が発見されて、調査と補強に工事が少し中断してました。弊社では初めてでしたが、もともと農家や畑の場所に戦時中につくられたとみられる空洞が見つかることがたまにあるようです。今回発見のムロは穴を掘っただけの空洞で今にも崩れそうなもので、ガラ(=建設廃材の総称)がでてきました。

しっかりと空洞状況を確認し補強が無事に完了、東京の天気も回復傾向(雨じゃないという意味)で、現在土台敷きという工事が行われております。まもなく棟上げという段階まで来ました~

この家には半地下があり建物は全体的に5層のスキップフロア構成 上棟がとっても楽しみな案件♪

 

完成後のCGより 二世帯住宅になってまして一見普通の3階建てですが 実は半階ずれるスキップフロア方式の建物で 小屋裏も含めて5層の立体的な住空間。

耐力壁に余裕を持たせた耐震設計に加えて制震も採用している

 

2階内部の様子 燃え代設計という手法で防火の基準をクリアしながら木を現しにしております 奥のリビングは小上がりであえて雰囲気を変えている

規格のキッチンにミーレの食洗機を組み込む、造作棚を組み合わせるなど使い方に合わせたこだわりの水回り設計、また一見ドアに見えない「壁面収納みたいなドア」や階上から洋服を投げ入れると下の洗濯機に落ちる「洗濯物シュート」など面白造作家具も多い

 

 

3階は勾配天井 小屋裏などのある立体的なLDK。

この家はクロスを一切使わず すべてダイアトーマス(西洋漆喰)の左官仕上げ、また高気密高断熱を実現する現場発泡硬質ウレタンフォーム断熱材も採用

 

 

 

さてさて突然ですが 『Fab(ファブ)る』 ってご存知でしょうか?

私も半年前まで知りませんでしたが、『FABrication(ものづくり)』の意味でこの家の1階部分に『Fab(ファブ)る』場を設置しております。具体的には 3Dプリンタ、レーザーカッターなどモノづくり設備の充実したLABスペースと、100インチのスクリーンなど設置された多目的スペースのことで多目的な用途に対応

 

最近街中を歩くと モノづくりをカフェなどで行う『Fabカフェ』なんかもたくさんあり、その機能をこの家の1階部分に設置、将来的に一般へ開放する予定で住宅の枠を超えて新しいコミュニティが生まれる創造の場を目指して設計中

 

多目的スペースの様子 100インチのスクリーンなど設備も充実

この部屋の横には3Dプリンタ、レーザーカッターなどの設備もあるLAB空間併設

 

 

 

 

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