現場リポート

アルヴァ・アアルト夏の家

2018.09.11

森と湖の国、北欧はフィンランドに来ております♪ 今回はこども3人を含む家族連れで日本から飛行機で10時間半、更に右も左も分からないまま空港でレンタカーして首都ヘルシンキより3時間以上北へ。ユバスキュラという町で宿泊して翌日更に車で30分の「ムーラツァロ」という島に来てます。もみの木を横目に歩く歩く・・

途中で道路から森の中へと下りていって、更に白樺や松の森の中を彷徨い歩く。後で知りましたがこの森の道はツアーガイドと一緒に歩く段取りでしたが、立て看板に気づかず勝手に森の中へと進む私たち家族、とある「夏の家」を目指して歩いています

途中ボートが格納されている小屋を発見

さらに途中で大きな湖に出ます。ヘルシンキから北は素晴らしい湖水地方。森と湖だらけ。ムーミンに湖がよく出てきますがその背景を感じました。昔はこの島への橋がなく、船で渡ってきたとのこと。

 

湖畔に面してサウナ小屋登場。サウナで熱った後にこの目の前の湖にバチャーンっです。サウナもこの国発祥なんです。

拾ってきた枝かな?取っ手がとてもユニークなサウナ小屋

 

 

そして更に歩を進めると学生時分より来て見たかった建築が登場します。フィンランドといえば建築家アルヴァ・アアルト、この日は1952~54年に建てられたアアルトの別荘 夏の家に来ております

アルヴァ・アアルト(1898-1976)はフィンランドを代表する建築家・デザイナー。その活動は建築だけにとどまらず椅子や照明器具に、食器等のガラス器、ボートなど広範囲にわたる。フィンランドの風土に培われた使う人の事を最大限配慮したモダンデザインで温かみがあり作品を多く残している。

 

そして今日たずねたのがアルヴァアアルトの夏の家・コエ・タロ

 

 

コエ・タロとは実験住宅という意味。基礎なしでの建築、太陽光暖房、さまざまな煉瓦の積み方など敷地内にはアアルトのさまざまな実験的な試みが残されています。建築的なことが云々ではなく、ただ目の前の自然のそばで静かな時間を過ごすための場所をアアルトがデザインしてます。前述のサウナ小屋やこの島へ渡るボートも一緒にデザイン

 

さまざまな煉瓦が積んである外観が特徴的。アアルトにも自分の家でしかできない建築的な実験がたくさんあったのだと思います。

 

切り取って取り込みたかった自然

 

ガイドさんたちが遅れて到着して(ではなく、私たちが勝手に先に到着したのか)内部の説明を聞きます。フィンランドの人たちはとても英語が上手で今日のガイドさんは一生懸命ゆっくりと話してくれたので私でも部分的に聞き取れました

内部も斬新 余計なものを排除したシンプルで温かみのある居心地のよい場所がありました

 

木製天板のキッチン 造作で作られた引き出しや家具。棚受け一つ取っても楽しいデザイン

 

 

 

建築の説明を受けている間にこども達は外へと飛び出して、松ぼっくり拾ったり、湖に石を投げたり、森で変な枝や草を拾ったりと想い想いにこの環境を楽しんだ、建築はあくまで環境を作り出す装置の一部分に過ぎず、アアルトが作り出した本当の環境を享受したのは子ども達だったのではと思います。

この後もまだまだ北欧建築ツアーに連れ回されます・・

(続)