辞書で「山」と引くと・・2011/11/07

現在設計中の とあるプロジェクトの調査のために京都へ出張!!旅行ではなく調査です・・
さて日本の「山」と言えば、富士山・・・いやいやいや辞書で【山】と引きますと 【比叡山の称、またそこにある延暦寺のこと】とある、日本の山は比叡山だったんですね、すなわち延暦寺のこと。延暦寺とはある特定のお寺を指すわけではなく、比叡山の山内にある500ヘクタールの境内地に点在する約150ほどの堂塔の総称
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朝から雨が降っていて霧のなかの比叡山・延暦寺の一部へ御参りに・・
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まだ11月も初旬ですが、もうすでに紅葉が所々見られる比叡山です。開運の鐘をつくYUMAは放っておいて延暦寺の総本堂「根本中堂」へ
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延暦寺の総本堂「根本中堂」にて
延暦寺では三塔即ち東塔・西塔・横川にそれぞれ中心となる仏堂があり、これを「中堂」と呼んでいますが、東塔の根本中堂はその最大の仏堂であり、延暦寺の総本堂となります。本尊は薬師如来です。建物は国宝に指定されています。廻廊は国重要文化財に指定されています。
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建築はケヤキで作られている、ただ比叡山の敷地にはケヤキは一本もないようで日本全国から大丸太をここまで運んで建築をしたとか・・見たことも無い太さケヤキ丸太をこすってかえる
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3つの灯火「不滅の法灯」  (写真:フォワード株式会社HPより)
伝教大師最澄が788年(延暦7年)に、一乗止観院という草庵を建てたのが始まりとされる。本尊は最澄が一刀三礼して刻んだ薬師瑠璃光如来と伝えられており(秘仏)、その宝前に灯明をかかげて以来最澄のともした灯火は1200年間一度も消えることなく輝き続けているので、「不滅の法灯」と呼ばれる
この「不滅の法灯」を消さないように、毎日、「菜種油」を注ぎ足すことが、「油断大敵」の語源ともいわれてる
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私自身は煩悩(ぼんのう)が多くこの精神とかけ離れた立ち位置におりますが、最後に、比叡山の教え「一隅を照らす」をご紹介
「一隅を照らす」
「個々が思いやりの心をもって一隅を照らす人になる」すなわち、一人ひとりが相手の立場に立って考え、自分のできることを精一杯行なうことが、周りがよくなっていくことにつながるという意味
金八先生もファイナルで「一隅を照らす人になれ」と言ってました、やはり私利私欲ではなく、人のために努力しなければなりません・・この境地に達するべく頑張って行かなければと思う比叡山でした!

Category: JUIがゆく ,

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