国産材の無垢の木で建てる園舎2021/12/16

東京は小平市にて、木造2階建ての園庭付き80名定員の認可保育園を新築中。畑が拡がる緑地帯の一角、開けた環境を最大限に活かし明るい開放的な伸び伸び保育ができる建物へ、ウッドショックを吹き飛ばしての国産材の木材で建てております!!

 

輸入の集成材不足のウッドショックを回避しながら国産無垢材で建てた木造園舎。ウッドショックなどの混乱でコストも工期も影響出ている現場が多い中、この現場は工程に大きな遅れもなく順調に木工事を終えられ、いよいよ仕上げ工事に入っております。

上棟後の様子 2階は伸びやかな保育室空間になっております。

生産緑地の一部を解除してたてており、周囲は畑で日当たりや眺望は抜群。園児が長い時間を過ごす建物のため自然素材にこだわって、丸窓アクセントの楽しい雰囲気に仕上がっていきます

さらに高断熱高気密&換気効率の良い屋根形状とすることで風の流れを助長し気持ちの良い保育スペースができております。化粧梁や腰板のシナ張りなど木の仕上げとなっております。

2階の勾配天井の保育室。園児のために足元にFIX窓を開けて外が眺められるようになっております

いよいよ仕上げ工事経て来春開園予定です。園庭には畑や水田、季節を感じる植栽が来る予定で内部も外部も楽しい保育園にすべく奮闘中です!

まだ、工事中ですが関係者の皆様で記念撮影。施工:相羽建設さん

 

 

 

 

 

 

TAU設計工房×認可保育園

10年くらい前に自分自身が直面した待機児童問題をきっかけに、保育園の設計に関わらせていただくようになりました。数えましたら園児定員3000名を超える認可保育園の設計に関わらせて頂きました。近年は待機児童数も少なくなり、毎年これが最後かなと思いながらの保育園の設計活動です。

 

▼先日キッズデザイン賞2021を受賞したまなびの森保育園武蔵境

 

園児が長い時間を過ごす施設のため遊具をぶら下げたり、自分の5歳の息子が遊ぶ姿もイメージして、遊具のプロたちと共に大人が真剣に様々な仕掛けを考えております。自然素材で仕上げて居心地よくする、フレキシブルな保育に対応するなどもまた大事な事かなと思います!

 

 

 

▼杉並区にて2017年開園の三角屋根の木造保育園/成田コスモ保育園

成田コスモ保育園・受賞にあたり審査員コメント

<住宅街の公有地を有効活用するため様々な制約をクリアしつつ、ユニークかつ質の高い保育施設として完成している。地域へ溶け込む建築、近隣住民との関係構築も含め、都市部の保育施設の良質なモデルケースである>

 

緑道公園に隣接した敷地条件「まるで公園の中の住宅みたいな楽しい木の園舎♪」を目指しました

 

 

Category:

関連するブログ


設計のご依頼やご相談、
お問い合せはこちら

建築に関するご相談は無料で承ります。お気軽にご相談下さい。
出来る限り適切なアドバイスをさせて頂きます。