場所 | 東京都三鷹市 |
---|---|
用途 | 保育所(認可保育園) |
構造 | 鉄骨造2階建て |
敷地面積 | 572㎡ 173坪 |
延べ面積 | 496㎡ 150坪 |
竣工 | 2019年 |
---|---|
工期 | 8ヶ月 |
施工 | 大和ハウス工業&株式會社 小林 |
躯体設計 | 大和ハウス工業と協力 |
内装設計 | TAU設計工房 |
特徴 | 鉄骨造 | |
弊社は武蔵野市吉祥寺の建築設計事務所です。住宅やリフォームの建築設計が主ですが、10年くらい前より認可保育園の設計にも関わるようになりました。きっかけは自分自身が10年前に直面した待機児童問題でした。私も妻と共働きで設計事務所をやっておりますが、共働き世帯にとって、預けたくても預けられないという切実な問題であることを実感、一人の設計者として一人の親として何かできないかなと思ったことがきっかけです。この10年で弊社で設計に関わらせて頂いた保育園(ほとんどが認可保育園)は、小さな規模の用途変更する内装案件から、100名以上の新築案件まで定員合計が2000名分を超えました。
敷地が現在整備中の幹線道路沿いで 道路から丸見えにならないようにと丸窓をあけた目隠しの壁がデザインのアクセントになってます。建物とこの壁の間の通路は 認可保育所ならではの二方向避難通路を兼ねたウッドデッキの遊び場スペース。園児たちの目線に設定した丸窓からは緑や空や車や人が見え、丸く切り取られた世界を園児たちがどう感じてくれるか楽しみ
園児が使うタオルを干したりとサービスも兼ねてます。住宅のように保育室の室内には室内物干しバーも設置済で保育室さんにとっても実用的な保育園を目指してます。2階には3,4,5歳児の保育室が並んでおり 端から端まで走るだけでも結構な運動もできます
2階の保育室の様子 ウッドデッキと視覚的につながってより明るく、開放的な雰囲気になります
また保育室は園児たちが長い時間を過ごす部屋、床材や園児の手が触れる腰壁材はなるべくホンモノの木で仕上げる等自然素材にもこだわってます
階段の窓からは近隣の巨木を取り込みました
先生たちが座っているウッドデッキ部分には大きな屋根がかかっており(ピロティ空間と呼んでます)雨にもぬれず、日よけもでき、保育室とつながった多目的に利用できる外部の空間。限られた園庭ではありますが、奥ではこども達が蝶々を追っかけてます♪
園庭のすぐ横のお隣は東京では珍しい養鶏場になってまして、「コケッコッコー」の元気な鳴き声も聞こえてきます♪ 地主さんでもありまして保育園大歓迎とおっしゃって頂き、こんど園庭に一羽鶏を放してくれるとか・・。さらに園庭の一角にはミニ水田スペースを設置しており、とても東京の幹線道路沿いとは思えない環境です。撮影した日は偶然にも田植えのタイミングで園児たちが楽しい様子をご紹介♪
これから楽しく観察を続けて秋の収穫時にはみんなで分け合って食べるそうです。春には春の野菜や植物を育て、夏には夏の・・で四季折々の植物や野菜を子どもたちみんなで育てて、みんなで分け合うのだそうです♪
JUI 3歳 ♂
うちは3人子どもがいて、一匹隠れ待機児童がおります♪ 今年も認可保育園はあきらめて地元の幼稚園に4月から通わせることになりました。。共働き世帯にとって死活問題であることを日々実感しつつも、こどもの無邪気な笑顔に救われる毎日・・
建築に関するご相談は無料で承ります。お気軽にご相談下さい。
出来る限り適切なアドバイスをさせて頂きます。