場所 | 東京都武蔵野市 |
---|---|
用途 | 保育所(認可保育園) |
構造 | 鉄骨造2階建て |
敷地面積 | 540㎡ 163坪 |
延べ面積 | 424㎡ 128坪 |
竣工 | 2016年 |
---|---|
工期 | 10ヶ月 |
施工 | 三友建設株式会社&株式会社昭和未来 |
特徴 | 鉄骨造 | |
認可保育園の設計について
弊社は武蔵野市吉祥寺の建築設計事務所です。住宅やリフォームの建築設計が主ですが、10年くらい前より認可保育園の設計にも関わるようになりました。きっかけは自分自身が10年前に直面した待機児童問題でした。私も妻と共働きで設計事務所をやっておりますが、共働き世帯にとってこの預けたくても預けられないという切実な問題であることを実感、一人の設計者として一人の親として何かできないかなと思ったことがきっかけです。この10年で弊社で設計に関わらせて頂いた保育園(ほとんどが認可保育園)は、小さな規模の用途変更する内装案件から、100名以上の新築案件まで定員合計が2000名分を超えました。今年2020年9月の待機児童のニュースでは、全国にまだ1.2万人以上が待機している状態、保育の質とも関係があるので一度に解決はできませんが、一歩一歩弊社で役に立つことがあればどんな些細なことでも協力をしていきたいと考えてます。
弊社で設計させて頂いた保育園の紹介
地元武蔵野市にて、重量鉄骨造2階建て99人定員の新築認可保育園の現場が完成♪
◆明るい住宅みたいな保育園!!
無垢の板で仕上がったエントランスホールの様子。吊下げられた照明器具や造作家具などは住宅設計のノウハウそのまま。園児が長い時間を過ごす場所、床材や腰板材は本物の材料で仕上げ なるべく気持ちの良い住宅みたいな空間へ
◆まずは 安心、安全な耐震設計
完成すると見えなくなる部分。少し費用はかさむけれどもっとも重要な耐震設計。断熱やサッシュなど断熱性能と合わせて優先して確保する建物としての性能。地下室はありませんが設備点検用ピット内部が広くあり防災用品を備蓄するなど有事の際、まちの拠点にもなれるよう耐震強度を持たせております。保育園の設計では、常々「自分の子供を預けられるような保育園」を意識しております
◆可動間仕切りによる多様な使い方ができる保育室
使い勝手にあわせて可動間仕切りで仕切る3,4,5歳児室の様子。可動間仕切りを全てあけると1室大空間に早変わり、音響設備も完備されイベントにも対応可能♪
2階は開け放すと300人以上収容可能なワンルーム空間へ
開園祝賀会の様子
◆トイレは明るく 良い場所に!!
小屋風デザインの内部は水周り
園児用トイレは明るく清潔なイメージで設置。トイレを良い場所に設計してます。奥とか影になる部分はNG 清潔に使う練習です♪また、保育士さんとヒアリングして 0歳児の汚物流しには保育士サポート用のベビーベッドも。0歳児保育士さんは腰痛との闘い、少しでも楽な保育ができるよう0歳児室廻りにはベビーベッドを点在してます♪
◆遊び心満載のあなぐらを 楽しい保育園へ♪
こどものみたスケール感で設計した狭い居場所も点在することが多いです。上記は広い保育室内にある読書コーナーの様子。園児も独りになりたいときがあるし、読書時などの集中力も高めます。住宅設計でも遊び心を取り入れてますが保育園舎も特に重要、楽しい居場所を点在させたい
1階の保育室と連続してちょうど良い大きさのウッドデッキスペースもあり楽しい野菜、実のなる樹木が植わってます♪
水田にもチャレンジしてます♪
建築に関するご相談は無料で承ります。お気軽にご相談下さい。
出来る限り適切なアドバイスをさせて頂きます。