多摩産材で建てた家!2022/05/25

 

建築ジャーナル発行の住宅雑誌”東京の経験豊富な建築家とつくる家1″より、こちらで紹介された”吉祥寺の家”と、弊社が目指している家づくり、モノづくり、コトづくりをup

 

 

多摩産材で建てる!吉祥寺の長屋

コロナ禍は深刻な木材不足、ロシア問題もあってウッドショックなんて言われており、輸入材が少なくなり、国産材に光が当たる時期ありました。しかし、元々流通が少ない国産材もあっという間に予約でいっぱいになったなんて状況でした。今はもとの輸入材の供給体制に戻ってきた状況で落ち着いてきている様子ですが、日本には建築に適した樹木があり、国産の無垢の木による建築づくり、供給体制は重要だなと私は考えております。弊社では、住宅も木造施設建築でも、国産の材料で建てる事を推奨しており実際に設計させて頂いております。この雑誌で紹介の”吉祥寺の家”では東京の木、多摩産材を使った家づくりとなりま

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自然素材で仕上げ、光がたくさん入って、風がぴゅーーーという「吉祥寺の家」が建築ジャーナル2014年発行”東京の経験豊富な建築家とつくる家1″で紹介。一階に賃貸2ケはいり、2階がオーナー宅で正しくは”吉祥寺の長屋”です。

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東京の木=多摩産材で建てた開放的なワンルーム大空間

2階は、大きな空間を造作家具や可動建具(引き戸)で必要に応じて間仕切り、フレキシブルな空間利用が可能な住まい。採光については冬の陽当たりを家の奥まで取り込み、夏の陽射しは逆に遮るように庇の長さを決めております。また夏の西日もなるべく入らないようルーバー状の格子をデザインして外観エントランスのアクセントとしている

現在日本の新築住宅の木材の多くは海外から輸入している集成材。近くの山の木をを使うよりも海外から持ってきた方が安いという不思議な流通システム、この集成材が決して悪いというわけではないけれど これだけ木の多い日本においてなんだか切ない状況です。

地元や国内の木材で家を建てるという「当たり前」なことが少なくなくなった現代、この吉祥寺の家では柱等に東京の多摩産材の杉やヒノキ材など採用して、東京の木を使って建てました

実際にあきる野まで見学に行き、製材加工に伐採に足湯!?も体験。身近な木材で建てる事の重要性を感じます。

 

 

 

この家の断面計画

外断熱通気工法による高断熱、高気密な家で冷暖房負荷を低減、将来太陽光発電パネルも搭載可能、LED照明。屋根から吊られ、造りつけ階段であがる小屋裏大空間、大屋根の下を余すところ無く収納として利用してます

「一つ大屋根のある/吉祥寺の家」

 

 

 

 

目指しているモノづくり、コトづくり

 

一番初めにお会いしてお話しさせていただく弊社の住宅設計でもっとも大事にしていることをご紹介したいと思います。

 

弊社の住宅設計で「目指しているもの」を一言で言うならば、その敷地だけに成立する住まい手さんの「わがままハウス」となります!! 初回のお打ち合わせはどんな住まいにしたいのか、自由で自分たちだけのご要望(=わがまま)をたくさん教えてもらうことからスタートしております。いろいろな設計者がいますが、私は依頼者のご要望をたくさん聞きながら、想像力を高めてモノづくりを進めていくスタイルです。

お施主様の中にはイメージ写真のスクラップ集や結構多いご要望書をいただくこともあり、ご要望が多ければ多いほど燃えます! もちろん大量の資料を準備しなくても、お話いただくだけでも大丈夫です。どんな家に住みたいのか漠然とした話でもOKで、お施主さんと言葉のキャッチボールを通じてご要望を形にさせていただいております。

 

光×風×緑×空×楽!

 

基本の基本は「光」があふれて明るく、「風」通しが良く、周辺環境にも配慮し「緑」や「空」など取り込みながら伸び伸び開放的な住まいになるよう工夫してます。特に子育て・共働き世帯の場合は、忙しい平日を機能的に過ごせ(家事「楽」動線、適材適所の造作収納家具の設置など)、また休日の貴重な家族団らんはより「楽」しくなるような遊び心や工夫も設計に取り入れております。自然素材にもこだわった仕上げで理屈抜きで心地よい良い家を目指してます!!

 

 

新築住宅・実例紹介

家づくり、モノづくり、コトづくりをいくつか下記に紹介させて頂きます!写真クリックで詳細ページへリンクします

 

 

▼丸いピットで団欒、カラオケ、映画鑑賞できる家

まぁるいピットはこども達の遊び場、時には家族で映画やスポーツ鑑賞もできる多目的な居場所をつくった住まい

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▼”大きな階段で大学のゼミも”の家

お施主様が大学の先生で、ゼミの生徒が自宅に大勢集まることもしばしば。そこで階段の用途を膨らませ、大勢の生徒も座れるベンチとしても利用できるよう巾を大きくしている。大階段の下部には書斎、踊り場には絵を飾りちょっとしたギャラリー空間、更に適材適所に階段周囲に収納棚を設置して、書庫コーナーなど階段周りに楽しい居場所を点在させた

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▼雨水を利用して菜園植栽!の家

2011年に完成したこの家は中学からの大親友のための住まい、中学生だった当時にすでに設計依頼を頂いており(当時から建築家になりたかった私・・)、20年以上を経てお互い大人になって本当に設計依頼を頂いた住宅。光や風、緑や雨というただ(無料)で無限に与えられる身近な自然エネルギーをシンプルな仕組みで最大限生かす提案をしました。

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お施主様は庭イジリもお好きということで屋上緑化やお庭の緑をたくさん植えました。緑を育てるのにきれいな水(上水)ではもったいないということで雨水利用が登場、さらに雨水でトイレの洗浄もしようという仕組みも取り入れて完成しました

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▼モダンな通り土間の家

家の中に外のような「土間」があり、外と中の境界をあいまいにすることでより伸びやかな、より開放的な住空間が現れる。光と風いっぱいの「土間」を中心に部屋が繋がっていく住まい。男の隠れ家的な居場所に奥様の効率の良い家事ができるキッチンを「現代的な土間」が結んでいます

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▼愛車を眺めて暮らせる家

いつでも愛車が見える熊本の家。震災以前より打ち合わせを進め、東京のショールーム巡りや施工会社さんも廻ったり お施主様と2年以上いろいろ積み上げてきた新築計画、職人不足など震災の影響も大きかったですが無事に完成しました~ 木造の2階建て一戸建て住宅、2台分のビルトインガレージも組み込んだ四角い箱。

発売中の住宅雑誌東京の経験豊富な建築家と建てる家2で紹介されています

 

 

 

 

▼一緒に建てた”離れ”で受験勉強も!の家

中庭を囲むように建物が2棟独立して建ってます。写真右側が2階建て母屋で、左側が平屋の離れです。中庭も含めた家族の居場所

離れの様子より。カーブした棚板が何層も設置された図書室!

 

 

 

▼手入れが行き届いたお隣さんの庭を愛でながら暮らす”借景”の家

武蔵野市のはずれに24坪の土地を買って、家族5人のための木造3階たてを建築した自宅です。敷地は限られてましたが、家の東南に面しているお隣さんの開けたお庭や神社の杜の景色を借りて、光や風を取り込み、近隣商業地域の住宅街にありますが、近隣気にせず、明るく開放的で伸び伸び子育てしたいということが設計のテーマでした

 

 

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