2011年03月26日

「古くて新しいサツキとメイの家」

リフォームを、単なる表面的な改造ではなく、基本となる構造を補強し、その家や住んできた人たちの想いを大切にした「再生住宅」と定義しております。


地元吉祥寺で2年前完成し、雑誌でも紹介されました再生住宅(全面リフォーム)作品「古くて新しい家・サツキとメイの家」をご紹介!!
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雑誌「プラス1LIVING6月号(P24-26)主婦の友社」に「カフェのような家」特集

この物件も初めてご依頼を頂き、現地調査を経て「再生住宅」という選択肢を採用した事例です。構造見学会及び完成見学会も反響いただき、改めて現代の社会性にあった工法の一つであること、そのニーズの高さを実感した物件です。今回はプレイバックして、現地調査の様子→第1回計画案提示の様子までをご紹介!!


吉祥寺の静かな住宅街のなか、築45年木造2階建ての住宅が佇んでいる。若い夫婦と小さなお子様(2人姉妹)のための住まいへ!!


■初回のヒアリング&現地調査

既存建物はしばらく使用していなかった空家でした

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時には大工さんを同伴して、屋根に上り、床を一部あけて床下へもぐり、柱や梁等構造面をしっかりとチェックする。再生住宅の場合は何よりも現地調査が重要であり、現地を見させて頂きリフォームが良いか建替えが良いか等の助言、住まい手の希望をおききし基本設計を進めております。


網代天井の玄関廻りの様子。網代天井は虫に食べられている様子もなく保存状態は良好でした。照明器具も雰囲気がある・・このまま活かせればなぁなどご相談

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・・・急な既存階段。廻り部分はそのままにして直線部分のみ緩やかに改良しようか等検討。段板は雰囲気があるので再利用したい
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お風呂とお勝手、水周りの様子
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こちらは痛みが激しく再利用は厳しそう、御風呂はユニットバスが希望。キッチンは保留。

和室に敷いてあった絨毯を剥がして現れたのものは・・
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掘り炬燵!このままでは利用できないが掘りコタツはここに作ろう等検討
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調査をしながら再利用できそうなもの、そのままでも良い部分、取り替えないといけない部分を明確に分けていく。そして何よりも光や風の入り方など基本的な採光通風条件も整理。

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にわ等外部の条件も考慮して事務所に帰って基本アイディアをまとめる・・


■最初のアイディアをご提案!

再生住宅の場合、全ての柱やはりを取っ払って新築にするわけにはいかないので再利用できる古い部分は残しながら、新しい材料で補強してリフォームする。既存材料が弱い場合や現行法規に合わせて作り変えないといけない場合などは部分的に全て作り変えることもありますが・・

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過去の再生物件の現場途中の写真より。古材と心材が入り混じる様子。既存部材で利用できるものは積極的に再利用、一方腐敗したもの、強度が足りないものは徹底的に排除、新しいものにやりかえる

そして今回のリフォームの第1回アイディアスケッチの提示

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1.まずは構造補強について。床下は全面的にべた基礎を打って補強するなど構造補強の内容を明記している。水周りは土台からやり替え、腐った木材は全て取り替え。サッシや外壁もやり直し、断熱材もしっかりと入れる!!

2.設備については建物内は全てやりかえが基本。新規に配管、配線をする。

3.そして既存母屋の形状を大きく変えることなく「通風と採光」をいかに確保するか、そのアイディアを提案。今回の場合、平屋部分の小屋裏を利用したロフトスペース、更に屋根を利用した日当たりの良いルーフバルコニーを新たに作り、不要な間仕切りを撤去した使い勝手の良い、大きな空間を提案している。ハイサイド窓など適材適所に窓をとり、採光通風を確保。

4.古材の再生、既存の木製建具は室内建具として再利用するなど古きよきものをいかす提案もしている。

5.プラスアルファで生活を豊かにする「アイディア家具」や「からくり」も提案。採用していただけるかなぁ・・と思いながらも様々な考え方を提案していく・・・

・・・・・・・・・・・・「再生住宅」の基本的な方針決定の重要段階のため、初回相談からこの段階までで1~1.5ヶ月程度かかっております。


投稿者 小宮歩 : 00:52

「古くて新しいサツキとメイの家」2

「古くて新しいサツキとメイの家」より完成編1

「手動式滑車のある風景」を!

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天井を撤去して小屋裏収納と吹抜け部分、また屋根形状を変更して屋根の上にルーフデッキをつくったサツキとメイの家。写真の右上、ちょうど高い位置にある小さな四角い窓の外側に5帖強の広いルーフデッキを設置。ここへ洗濯物など軽量なものをすぐ上げられるように、手動式滑車を設置しました。

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2階のルーフデッキの様子


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船舶用の木製滑車を天井に設置して、同じく船舶用ロープを用意・・


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ロープを引くとかごが窓へ向かって上がるシンプルな仕組み。以前ビフォーアフターでつくった電動押入の手動版のようなものができあがりました!!

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軒丸太に埋木をして柱へ転用した「再生柱」にロープをくくりつければリフトアップ完了!!


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ちなみにこの「再生柱」は枝が生えて、たまに花が咲き、小鳥もくるようになったとか・・ちっちゃな姉妹と楽しみながら家事ができそうな「手動式滑車のある風景」でした!


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時には大工さんを同伴して、屋根に上り、床を一部あけて床下へもぐり、柱や梁等構造面をしっかりとチェックする。再生住宅の場合は何よりも現地調査が重要であり、現地を見させて頂きリフォームが良いか建替えが良いか等の助言、住まい手の希望をおききし基本設計を進めております。


網代天井の玄関廻りの様子。網代天井は虫に食べられている様子もなく保存状態は良好でした。照明器具も雰囲気がある・・このまま活かせればなぁなどご相談

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・・・急な既存階段。廻り部分はそのままにして直線部分のみ緩やかに改良しようか等検討。段板は雰囲気があるので再利用したい
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お風呂とお勝手、水周りの様子
DSCN52630 (4).JPGDSCN4663.JPG
こちらは痛みが激しく再利用は厳しそう、御風呂はユニットバスが希望。キッチンは保留。

和室に敷いてあった絨毯を剥がして現れたのものは・・
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掘り炬燵!このままでは利用できないが掘りコタツはここに作ろう等検討
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投稿者 小宮歩 : 03:53

2011年03月27日

「古くて新しいサツキとメイの家」4

「古くて新しい家・サツキとメイの家」より


随所に遊び心のあるデザイン
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びーだま玄関ドア  びーだまのひとつはドアアイになっています

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玄関の様子 古材を利用したニッチ、天井は既存のまま

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造作玄関収納 小学校にあるようなものをイメージして


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和室と庭を見る

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リビングをみる 自然素材で仕上げた内装、床はパインの無垢のフローリング

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天井を撤去して開放的になったこども室 ロフト付き

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洗面所をみる 造作洗面台

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2階の様子 こちらも天井を撤去


「古くて新しいサツキとメイの家」
木造2階たて リフォーム 竣工2009年

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雑誌「プラス1LIVING6月号(P24-26)主婦の友社」に「カフェのような家」特集中!!ぜひご覧いただければ幸いです

投稿者 小宮歩 : 03:54

2011年10月19日

「古くて新しいサツキとメイの家」2

「古くて新しいサツキとメイの家」より完成編


「古くて新しい家・サツキとメイの家」が雑誌で掲載中!!

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雑誌「プラス1LIVING6月号(P24-26)主婦の友社」に「カフェのような家」特集にて


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どこか懐かしい黒板のある造作キッチンをご紹介、造作キッチンとは大工さんや建具やさんにつくってもらうオリジナルキッチンのこと。この家ではSUSのカウンタの場合はシンクなどの取り合いがあるためこの部分のみ工場制作してもらっています。

低コストで好きなサイズ、形状や仕上げにできるのがメリットですが、引き出しなどが耐震ラッチがない、内部の仕上げがシンプルだったりメーカーさんの既製品と比較してディメリットもある

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キッチンに付随して横には黒板のあるオープン棚を造作工事で設置。黒板は玄関は行ってすぐの場所になり、家族への御知らせ板(お子様の落書き用かも・・)です。ちなみに黒板横の引戸は古家にあったガラスをはめ込んだ現在では手に入らないものです。


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造作キッチンならではですが好きなメーカーの好きなコンロを組み込むことが可能、この家ではリンナイのドロップインコンロを組み込む。ステンレス製オーダーフード。


この家はリフォームで、天井を一部撤去してハイサイド採光(上部窓)を取り入れている。窓の廻りに奥様の好きな色の壁材を貼り、キッチンに立つ人のためのアクセント仕上げをしている


「手動式滑車のある風景」を!

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天井を撤去して小屋裏収納と吹抜け部分、また屋根形状を変更して屋根の上にルーフデッキをつくったサツキとメイの家。写真の右上、ちょうど高い位置にある小さな四角い窓の外側に5帖強の広いルーフデッキを設置。ここへ洗濯物など軽量なものをすぐ上げられるように、手動式滑車を設置しました。

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2階のルーフデッキの様子


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船舶用の木製滑車を天井に設置して、同じく船舶用ロープを用意・・


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ロープを引くとかごが窓へ向かって上がるシンプルな仕組み。以前ビフォーアフターでつくった電動押入の手動版のようなものができあがりました!!

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軒丸太に埋木をして柱へ転用した「再生柱」にロープをくくりつければリフトアップ完了!!


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ちなみにこの「再生柱」は枝が生えて、たまに花が咲き、小鳥もくるようになったとか・・ちっちゃな姉妹と楽しみながら家事ができそうな「手動式滑車のある風景」でした!


投稿者 小宮歩 : 10:00