2009年09月18日
吉祥寺で30年!地元での作品紹介4
リフォームを、単なる表面的な改造ではなく、基本となる構造を補強し、その家や住んできた人たちの想いを大切にした「再生住宅」と定義しております。
さて、地元で完成した再生住宅「古くて新しいサツキとメイの家」をご紹介。この物件も初めてご依頼を頂き、現地調査を経て「再生住宅」という選択肢を採用した事例です。構造見学会及び完成見学会も反響いただき、改めて現代の社会性にあった工法の一つであること、そのニーズの高さを実感した物件です。今回はプレイバックして、現地調査の様子→第1回計画案提示の様子までをご紹介!!
まずは既存外観より
吉祥寺の静かな住宅街のなか、築45年木造2階建ての住宅が佇んでいる。若い夫婦と小さなお子様(2人姉妹)のための住まいへ!!
■初回のヒアリング&現地調査
既存建物はしばらく使用していなかった空家でした
時には大工さんを同伴して、屋根に上り、床を一部あけて床下へもぐり、柱や梁等構造面をしっかりとチェックする。再生住宅の場合は何よりも現地調査が重要であり、現地を見させて頂きリフォームが良いか建替えが良いか等の助言、住まい手の希望をおききし基本設計を進めております。
網代天井の玄関廻りの様子。網代天井は虫に食べられている様子もなく保存状態は良好でした。照明器具も雰囲気がある・・このまま活かせればなぁなどご相談
・・・急な既存階段。廻り部分はそのままにして直線部分のみ緩やかに改良しようか等検討。段板は雰囲気があるので再利用したい
お風呂とお勝手、水周りの様子
こちらは痛みが激しく再利用は厳しそう、御風呂はユニットバスが希望。キッチンは保留。
和室に敷いてあった絨毯を剥がして現れたのものは・・
掘り炬燵!このままでは利用できないが掘りコタツはここに作ろう等検討
調査をしながら再利用できそうなもの、そのままでも良い部分、取り替えないといけない部分を明確に分けていく。そして何よりも光や風の入り方など基本的な採光通風条件も整理。
にわ等外部の条件も考慮して事務所に帰って基本アイディアをまとめる・・
■最初のアイディアをご提案!
再生住宅の場合、全ての柱やはりを取っ払って新築にするわけにはいかないので再利用できる古い部分は残しながら、新しい材料で補強してリフォームする。既存材料が弱い場合や現行法規に合わせて作り変えないといけない場合などは部分的に全て作り変えることもありますが・・
過去の再生物件の現場途中の写真より。古材と心材が入り混じる様子。既存部材で利用できるものは積極的に再利用、一方腐敗したもの、強度が足りないものは徹底的に排除、新しいものにやりかえる
そして今回のリフォームの第1回アイディアスケッチの提示

1.まずは構造補強について。床下は全面的にべた基礎を打って補強するなど構造補強の内容を明記している。水周りは土台からやり替え、腐った木材は全て取り替え。サッシや外壁もやり直し、断熱材もしっかりと入れる!!2.設備については建物内は全てやりかえが基本。新規に配管、配線をする。
3.そして既存母屋の形状を大きく変えることなく「通風と採光」をいかに確保するか、そのアイディアを提案。今回の場合、平屋部分の小屋裏を利用したロフトスペース、更に屋根を利用した日当たりの良いルーフバルコニーを新たに作り、不要な間仕切りを撤去した使い勝手の良い、大きな空間を提案している。ハイサイド窓など適材適所に窓をとり、採光通風を確保。
4.古材の再生、既存の木製建具は室内建具として再利用するなど古きよきものをいかす提案もしている。
5.プラスアルファで生活を豊かにする「アイディア家具」や「からくり」も提案。採用していただけるかなぁ・・と思いながらも様々な考え方を提案していく・・・
・・・・・・・・・・・・「再生住宅」の基本的な方針決定の重要段階のため、初回相談からこの段階までで1~1.5ヶ月程度かかっております。
■本格的な設計(基本設計&実施設計)
基本アイディアを気に入って頂けた段階で本格的な設計へ・・リフォームの場合はある程度の想定で設計が進んでいく・・。さらに模型をつくって検討を繰り返していく、模型上で壊しては貼り付けを繰り返す・・

残す既存柱、新規の間仕切り、小屋裏、ハシゴ、そして秘密のからくり・・などどんな風に見えるか検討。見積用の図面、工事用の図面をまとめていく・・・(この図面をまとめる段階に通常1、2ヶ月かかります)
工事費と設計の内容が折り合ったところでいよいよ工事がスタート!!まずは解体工事からスタートする・・・(続)
投稿者 小宮歩 : 00:00
2009年09月19日
吉祥寺で30年!地元での再生住宅「工事編」
前回ブログの続きです
リフォームを、単なる表面的な改造ではなく、基本となる構造を補強し、その家や住んできた人たちの想いを大切にした「再生住宅」と定義しております。地元吉祥寺にて今春完成した再生住宅事例の工事編をUP!
工事中の様子より、古い材料と新材とが混在している工事現場の様子。
■もっとも重要なこと、構造補強!
後で隠れてしまう部分ではありますがとっても重要な構造補強の様子を紹介。基本的にはスケルトンの骨組み状態にして、構造補強を現場の状況により工夫して行っている。基本的な内容としては下記のようになります。
基礎についてべた基礎を全面的に打ち、既存の立ち上がりコンクリート部分を補強。ただし基礎が無筋、ブロックなどの場合もありこれらの場合は構造設計者と協議の上適切に補強(場合によっては新設)していく・・
既存木材については、土台など木材で腐っているものは全て取り替え、必要に応じて耐力壁筋交い補強の「じぐ」などを入れて(写真下)金物で固定し、当然現行法規基準を裕に上回る耐震性をもたせいる。耐力壁の引き抜き防止のホールダウン金物も新築同様に設置している・・

腐った木材は新材に取替え、設備配管、電気配線関係はメータ以降全て取替え。
・・・・とここまではあくまで標準ベースであって実際の設計の工夫はここから▼▼
■基本はやっぱり光と風!!
コストや法制限とのバランスがあるため、屋根形状は大きくは変えられないけど、多少だったら調整できます。たとえば、天井を取っ払い屋根裏空間を有効に利用することが可能。さらに高い位置に窓をつけ採光通風のハイサイド窓もできます。今回の家は吉祥寺の都市部にあるため、隣地がせまってたっておりましたが光と風をたくさん入れたい・・
キッチン上部も天井を取り払い、上部から採光を!
■古くてよいものを活かすために・・再生・転用!
何でもかんでも・・という訳にはいきませんが、適材適所の古材再生を目指している。
玄関上部の下屋を支える梁にも古材再生&既存木製建具は補修して内部で再利用する!
1階の子ども室は・・
細かく部屋が間仕切られているビフォーの様子
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工事中の様子
既存の天井を取り払って小屋裏部分も積極的に利用、ロフトをつくりました・・・。ロフトの手すりは小屋裏丸太そのままです! また、古材を再利用した柱など、積極的に古材を再生させている・・

埋め木により軒丸太を柱へ転用
■残したいもの・取り込みたい景色!
玄関まわりはほぼ既存のままです。既存網代張り天井は保存しました。
既存和室は・・
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1階和室には大きな窓を取り付けました、その先には・・・
バラ、梅や夏みかんなどの木がある広い庭が見える・・この広い庭は借景!?縁側ももちろんつくります。既存堀コタツは残して再生!!
2階も既存材をいかして再生ビフォーの様子より
どこか懐かしいような急な階段・・
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2階は全て間仕切りを撤去してワンルーム空間に。階段は緩やかに作り直すのですが、既存段板再利用します。階段を上がると正面には屋根の形状を利用したルーフバルコニーを新設
床はデッキを敷いて、木の目隠し手摺をつけて、自分だけの光溢れる屋外空間!!
隣地の合間を縫って日がさんさんのルーフバルコニーは物干、布団干し、日光浴、バーベキュー?など多様な用途で利用していただけると実感。
ただルーフバルコニーに物をあげるのにいちいち階段上り下りだと大変だなぁ~と設計中に思いたちまして、ここと1階を結ぶ とある仕掛けを設置する予定
1階からルーフバルコニーのある上部を見上げると小さい窓!
古くてよいものを残して、再生させている吉祥寺「サツキとメイの家」完成編は次回
投稿者 小宮歩 : 01:57
2009年09月21日
吉祥寺で30年!地元での再生住宅「完成編1」
前回ブログの続きです
リフォームを、単なる表面的な改造ではなく、基本となる構造を補強し、その家や住んできた人たちの想いを大切にした「再生住宅」と定義しております。地元吉祥寺にて今春完成した再生住宅事例の完成編をご紹介!!「古くて新しいサツキとメイの家」より「手動式滑車のある風景」を!
天井を撤去して小屋裏収納と吹抜け部分、また屋根形状を変更して屋根の上にルーフデッキをつくったサツキとメイの家。写真の右上、ちょうど高い位置にある小さな四角い窓の外側に5帖強の広いルーフデッキを設置。ここへ洗濯物など軽量なものをすぐ上げられるように、手動式滑車を設置しました。
2階のルーフデッキの様子
船舶用の木製滑車を天井に設置して、同じく船舶用ロープを用意・・
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ロープを引くとかごが窓へ向かって上がるシンプルな仕組み。以前ビフォーアフターでつくった電動押入の手動版のようなものができあがりました!!
軒丸太に埋木をして柱へ転用した「再生柱」にロープをくくりつければリフトアップ完了!!

ちなみにこの「再生柱」は枝が生えて、たまに花が咲き、小鳥もくるようになったとか・・ちっちゃな姉妹と楽しみながら家事ができそうな「手動式滑車のある風景」でした!
投稿者 小宮歩 : 00:00
2009年09月23日
吉祥寺で30年!地元での再生住宅「完成編2」
「古くて新しい家・サツキとメイの家」より,どこか懐かしい黒板のある造作キッチンをご紹介
キッチンに付随して横には黒板のあるオープン棚を造作工事で設置。黒板は玄関は行ってすぐの場所になり、家族への御知らせ板(お子様の落書き用かも・・)です。ちなみに黒板横の引戸は古家にあったガラスをはめ込んだ現在では手に入らないものです。
造作キッチンならではですが好きなメーカーの好きなコンロを組み込むことが可能、この家ではリンナイのドロップインコンロを組み込む。ステンレス製オーダーフード。
この家はリフォームで、天井を一部撤去してハイサイド採光(上部窓)を取り入れている。窓の廻りに奥様の好きな色の壁材を貼り、キッチンに立つ人のためのアクセント仕上げをしている
「古くて新しいサツキとメイの家」
投稿者 小宮歩 : 00:00
2010年03月04日
吉祥寺で31年!『吉祥寺 美容・健康スタイル』
現在工事中の「吉祥寺のエコハウス」、昨年完成のリフォーム作品「古くて新しい家」など吉祥寺で31年目を走っております!!最近セミナーなどいろいろイベントをさせて頂いている関係で、吉祥寺近辺での建築相談うや計画が増えてきました~地元吉祥寺にてスタッフ一同奮闘中です、吉祥寺で担当させて頂いた作品紹介!!まずは作品ではなく現在発売中の地元雑誌のご紹介から!
『吉祥寺 美容・健康スタイル』(発行:吉祥寺グ~タイム吉祥寺、定価500円)という雑誌が地元・吉祥寺近辺で発売中!!発売開始からまもなく1年超、私どもの事務所紹介はおまけのようなもので、吉祥寺の美容健康に関するお店情報が満載の情報誌です。パンフレット等御問い合わせを頂く方には無料でプレゼントもしております!!吉祥寺近辺在住の方はぜひ立ち読みしてみてください

大好評の「吉祥寺食べある記」に続く吉祥寺特集第2弾として吉祥寺周辺の本屋においてあります、1年間の保存版、テーマが「美容」と「健康」、幅広い情報が満載です。吉祥寺の「美容」と「健康」に関するスポットを、グースタッフが吉祥寺の街を歩き回って集めてきました!とのこと。私どもの事務所は置いておくとして吉祥寺の健康ガイドブックとして活用できる本です。ぜひご覧いただければと思います。
ヘアサロン・エステサロン・ネイルサロン・コスメショップから、スポーツスクール・メガネショップ・シューズショップ、整体院や鍼灸院、歯科医院まで、とにかく「美」と「健康」にこだわったスポットが大集合した本です。
・・・・なぜ?うち(設計事務所)が・・・という疑問がわきますが、これまで吉祥寺にて30年間設計一筋、やはり「健康住宅」というキーワードで取材を受け、今回の掲載に繋がりました。

「でんぐり返しの家」にて踊るチビ。本の一番最後のページに掲載されております!
吉祥寺グータイムへ投稿者 小宮歩 : 01:09
2010年03月10日
吉祥寺で31年!地元での作品紹介
おかげさまで吉祥寺で31年目、現在も地元を中心にいくつか進行中のプロジェクトを担当させていただいております。これまで地元吉祥寺にて設計をさせて頂いた作品(新築&リフォーム、住宅&タウンハウスなど)をいくつかご紹介!
私どもの事務所と目と鼻の先にある、いまから約14年前の1996年に竣工した住宅作品からご紹介!!いまでは多く普及しつつありますが、当時としてはまだ少なかった太陽熱を利用したパッシブソーラーハウスです!!建物が完成した当時、様々なメディアに取り上げていただき、雑誌「新しい住まいの設計」など、またはテレビ朝日「渡辺篤史のたてもの探訪」にも紹介して頂いた作品
吉祥寺の家
竣工1996年
木造地下1、地上2階 敷地20坪
施工:相羽建設(株)
-地下が猫のお気に入り、ソーラーハウスの家-完成当時の様子「建もの探訪」より
この家は私どもにとっても初めてのパッシブソーラーハウスで試行錯誤しながら完成した家。この家を施工した相羽建設さんは今では東京で一番多くOMソーラーを建てる工務店になられている。相羽建設さんともこの後何件もソーラー住宅を造っていきましたがその「きっかけ」になった作品。
建物内部の様子から・・
2階リビングの様子。記事にもあったように建物全体が一つのワンルーム空間となっていて思い切って階段室を南側に配置していることが最大の特徴。南はリビングで・・階段は奥の方という設計が一般的だと思いますがあえて南側階段をやっています。その理由は、階段室を個別にとると部屋の面積が小さくなっていってしまうからです。2層以上のたてものだと必ず出てくる階段! 階段を作るとホールがあり廊下がありこれらに面積を取られるのが惜しいから。階段を部屋の一部として積極的に利用しております。階段室との可動建具をあけていただくと一体になり拡がり感が得られる。逆に仕切れば個室になるという手法です。
そしてもっと大きな理由は御施主様の仕事柄どうしても必要な地下の書庫のため・・・当然光を地下まで届けたいのも理由ですがもっと大きな目的がありまして・・
1階主寝室と奥に階段空間。階段室との可動建具の様子。必要に応じて開け閉め!!
御施主様の仕事柄、大きな書庫が必要だった。しかし1,2階は寝室水周りとリビングでいっぱい。そこで地下の緩和を利用して地下に書庫及び書斎をつくりました。普通に地下をつくるとドライエリアが広く取れないためジメジメした印象のかび臭い部屋になってします・・・そこで提案したのがOMソーラーだった!!
ちょっと説明、パッシブソーラー、OMソーラーシステムの仕組み(冬)
OMソーラー協会HPより冬は、屋根に降り注ぐ太陽の熱で空気を温め、それを床下に送り、基礎コンクリートに熱を蓄えます。蓄えた熱は、夕方以降ゆっくりと放熱して建物全体を床から温めます。また、OMソーラーシステムが稼働している間は、常に新鮮な外気を室内に取り込んでいます。暖房しながら換気ができるという点も、冬の働きの大きな特徴です。
軒先から新鮮な外気を入れ、それを屋根に降り注ぐ太陽の熱で温めて床下へ送ります。床下へ送られた空気は、基礎のコンクリートを温めながら、室内へ微風となって出てきます。夕方になると、熱を蓄えたコンクリートが外気温の低下とともに少しずつ放熱をはじめ、建物全体を床から温めます。
春から秋は、太陽の熱でお湯を採る。
春から秋にかけて、太陽の熱を利用して「お湯採り」ができます。「お湯採り」とは、熱い空気がハンドリングボックス内のお湯採りコイルの中を循環する不凍液を温め、温まった不凍液を貯湯槽へ循環させて水を温めるしくみです。お湯採りに使って余った熱は、排気ダクトを通り、排気口から外へ出します。屋根面の下を強制排気すると、排熱された量に比例して、室内に入りこむ日射熱を減らすことができます。
(OMソーラー協会HPより抜粋)階段室南側配置の最大の理由はOMソーラーだった。地下から2階までの空気の流れを設計しました!!・・・と言ってもよく分からないかもしれないので、この階段室、改め吹き抜け階段室の役割を順を追って説明
屋根の集熱パネルの様子
ガラス面の下の空気層が太陽熱によって暖められる。そして小屋裏に性能の良い換気扇(ファン)がついていて暖めた空気を地階へ送る!!というシンプルなシステム。水ではなく空気を媒体としているため漏れたりしても大丈夫(漏れることはないが・・)
地下の書庫の様子。足元のスリットから太陽熱で暖められた空気が吹きだしてくる。(吹き出すといっても微量です、手をかざすと出ているのか分からない程度の暖気)。湿気を嫌う猫ちゃんがいつもいるくらい湿気くささはまったく感じない。当然本にカビ等も生えないし10年以上経っても心地よい地下の書庫でした!!
南側に向いた吹き抜け階段室を通って地下から吹き出た空気は2階へ空気が上がってくる・・つまり階段室を通して空気が循環していくんです。南側に向けると昼間は温められてその効率が良い。よく見て頂くと段板に穴があいている。これは飾りではなく、滑り止めの役割と空気を少しでも上方へあげたいため。
上方へあがった空気は一部を捨てて、一部を地下にリターンして循環している。地下の足元と2階の天井の空気温度が一定で快適な住空間をつくっている。ソーラーハウスの快適さは体感していただくしか分からないと思います。ただし暖房ではなく、外気温より数度あったかいというもの。温い(ぬくい)という感覚かな・・人によっても感じ方は異なると思いますがエアコンが嫌いな自然派の方ならとても気に入って頂けると思います。私どもの設計の住宅でも必ずつけているわけではありません(初期コストもかかるので)。自然エネルギーを利用する一つの方法としてはありだと確信しているだけです。
この家は、冬はTシャツ一枚でも大丈夫な日があるほど・・。ただし太陽が出ていない場合は補助暖房を利用しています。夏はお湯取りに利用することが可能です。その日の天気がもっと身近になる家ではないかと思います。また細かいデザインをいろいろチャレンジしています。ギザギザサッシや家具階段はこの頃から創っていた・・・
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(左)ギザギザサッシ。ただの形態的なデザインではなく小さな吹き抜けになっていてやはり空気を循環する役目があります。方角によって透明とカスミガラスを使い分けている。
(右)屋上への右左式階段(・・・後のビフォーアフター作品などにもつながっておりますが)。コンパクトですが屋上もあり地下から屋上、そして空まで自分の空間として使っている!
最近、雑誌「新しい住まいの設計」(扶桑社)に「あれから13年・・・」というコーナーでも掲載され、竣工から13年が経った今、この家がどうなったのか・・?をテーマに紹介して頂きました。
「新しい住まいの設計」6月号(扶桑社)13年後の現在の住まいの様子(新しい住まいの設計より)
地下は一度簡単なリフォームをさせて頂きました、リフォームと言っても個室を一つ増やすための家具、可動建具を設置しました。「空間を大きくつくっておいて必要に応じて仕切って暮らす」ことを実際にされている思い入れの深い作品です。
OMソーラーの家が必ずしも良いとは思っていませんが、太陽エネルギー等自然エネルギーを積極的に利用して(簡単な換気扇一つのパッシブソーラー)快適に暮らすことはとても重要なことではないかと考えております。
このシステムを利用してつくった家がたくさんあります。太陽熱と更に雨水も利用したスキップフロアの家、中庭型にして同じように空気の通り道を作った家、斜面の上に建つソーラーハウス、そして地上5階建ての共同住宅・最上階のオーナー部分にも設置したことがあります。ただソーラーシステムをつければよいということではなく、建物全体の採光や通風、生活スタイル、敷地の環境条件を考慮し、数ある自然エネルギー利用の中の一つの方法として提案できればと考えています。投稿者 小宮歩 : 00:43
2010年03月11日
吉祥寺で31年!地元での作品紹介2
地元吉祥寺で担当させて頂いた建築作品2、今回は2005年にリフォームさせて頂いた物件!
家族3人と猫6匹の住む築26年、建築家・山下和正氏による住宅作品を2005年にリフォームしました!!先の吉祥寺の家と同じく事務所に程近い場所にあり、個人的にも学生時分の通学路途中にあった白い丸い変わったおうちで、まさかリフォームすることになるとは・・
長い年月を経て家族構成の変化や生活の不便さ、不快さが顕著になりリフォーム計画がスタートしました。基本的には天井・壁の塗り替え、床材の貼り替えが各階の共通工事項目となり、その上で、必要に応じて収納スペースの増設や、家具、電気設備等を、現在のライフスタイル合わせて再構築していった
キッチンビフォーの様子
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アフター L型→アイランド型キッチンへ
ポーゲンポール社製既存のシステムキッチンのリフォーム。長い月日を経て汚れ、傷みが顕著に見られた、既存キッチンを出来るだけ再利用しこれらを整理していくことが求められた。→キッチンとダイニングスペースを区切っていたI型キッチン部分と大きな吊戸棚を撤去し、開放的なアイランドキッチンを新設。回遊性のある広々としたダイニングキッチンの一室空間としました。デッドスペースとなっていた背面収納のコーナー部分もワゴンを引き出して有効に利用するなど、細部にいたるまで無駄なく収納スペースを盛り込んだキッチンとしています
右奥ののフード等は既存利用、既存ポーゲンポールと協調して全体的にデザインしている
キッチン(エスエスアイ製作)主な仕様
扉:メラミン化粧合板
アイランドカウンタ:人工大理石
レンジフード:既存利用
リビング部分をみる
ついでにリフォームしたその他の部分もご紹介アフターの洗面所の様子
外観アクセントの丸い窓の内側は洗面所になっておりまして、収納部分を中心にリフォーム。丸い鏡!
新設収納部分より居室部分よりアフター写真
既存建物のr形状をいかして棚板を新たに設置、R壁面収納
めずらしいR上の建具は既存のもの
既存トップライトの様子。トップライトは通風面を考慮し、FIX式のものを一部電動開閉が可能なものへとやり変えた
吉祥寺 K.T邸リノベーション
竣工2005年
RC造 地上3階
施工:沖島工業(株)、キッチン製作:エスエスアイ
-建築家・山下和正氏による
住宅作品(1980年竣工)のリノベーション-
投稿者 小宮歩 : 00:46
2010年03月12日
吉祥寺で31年!地元での作品紹介3
2000年に完成した低層共同住宅(タウンハウス)「吉祥寺のタウンハウス-7」(地下1階、地上2階、RC造)のご紹介!
タウンハウスとは、低層階建ての連棟式住宅のことをいいます。
コンセプトは、一戸建ての独立性を保ちながら、団地全体で良好な住環境を創出することです。そのために住戸を集約し、各住戸が専用に利用する土地の面積を抑え、コモンスペースやコミュニティ施設の用地を確保するのです。
全ての住戸に地下、屋上がついており、吉祥寺のタウンハウスの場合は少しずつ前後にずらして配置する雁行型配置を採用している。これによりより3方向に開口部(窓等)を設けることができ通風採光面の性能が向上し、より一戸建てに近い住戸になり住環境に配慮している。
プランの様子。ほとんどの部屋が3面開口をもち、LDKなどは4面開口も。ほとんど一戸建てに近い住環境
雁行して現れるコーナー部分には、カーテンウォール風連続サッシを取り付ける
内部の様子
屋上ペントハウス東京建築賞受賞作品
二子玉川のタウンハウス69投稿者 小宮歩 : 00:48
2010年05月24日
吉祥寺の家より
現在外構工事中でまもなく完成の「吉祥寺の家」より
木漏れ日のような光が降り注ぐみんなの間
[吉祥寺のエコハウス]木造2階建て<新築>
■用途:長屋
■場所:武蔵野市吉祥寺
■敷地面積60坪
■1階24坪(賃貸住居)2階24坪(オーナー住居)
■2階は家族3人の住まい
■延べ面積48坪
■竣工2010年5月
投稿者 小宮歩 : 03:08
2010年07月17日
吉祥寺にて32年目!!
暑っい夏がやってきた!!
アクセスも50万(10年間で)を超え、このホームページの反響も多く頂けるようになりました。ここ数年ではホームページがきかっけで御仕事を頂けるようにまでなりまして、これも皆様のおかげと感謝しております。ホームページではいろいろある世の中、建築活動を通じて感じたことを正直に書く様に努めておりまして今後とも叱咤激励をよろしくお願いいたします!!
気づくと地元吉祥寺で丸31年がまもなく経過・・この夏で32年目に突入させていただきます!!いろいろな皆様のおかげでこの夏も吉祥寺で御仕事させていただくチャンスがありまして、その中から2例紹介!!
一つ目はまもなく着工の「サンロードプラザ改修計画」
サンロード商店街を取り巻く環境も大きく変わりつつあります、イセタン撤退、ヨドバシ奮闘、小さな店舗はあっという間に変わっていき昨日まであったのに・・なんていうことは多くあります。そんなめまぐるしく変わるメイン商店街の真ん中で、エレベータが壊れた!!という事情で計画がスタートした商業施設の改修を担当させていただいております。個人的にもよく利用させていただく建物で事務所一同気合を入れて御仕事!!さてどうなりますかね・・!?
仮囲いが設置されました、この日は遅くまで看板移設作業など職人さんが奮闘中!!まずは解体作業を経て、新しいR状の鉄骨階段がお目見えする予定!!施工:沖島工業株式会社
もうひとつは今話題?のエコリフォーム物件
「吉祥寺/高架沿いの減築エコリフォーム」
既存建物の様子より、JRの高架のすぐ横に既存建物がひっそり、築50年の古家を全面的に再生!!
構造補強を施し、設備をすべて更新し、断熱性能なども含めて全面的にリフォームした物件を再生住宅と呼んでおります。これまで、テレビ番組に出演させていただいたり、住友不動産・新築そっくりさんとタイアップさせていただくなど、古くてよいものは「再生」してより永く使うことに意義をおいて設計をさせていただいております。
「減築」という設計をしております
「減築」とは:同一棟内の床面積を減らして改修する手法。増築の反対。増築のように床面積に価値を求めるのではなく、減築によって得られる環境の改善に価値を求めるものである。無駄なコスト、無駄な維持費・・・無駄を排除していくと、ある意味最低限必要なものが残っていく。今回の物件では大規模に建物中央部分を削り中庭を生み出し、建物全体の採光及び通風の確保をしている
特に耐震補強、断熱改修(当然エコポイントも利用した)、減築して光と風いっぱいの住まいへと劇的改造いたします。新築同等の随所に造作家具などオリジナルなアクセントもたくさん組み込む予定でこちらもまもなく着工なのです!!このほかにも地元で担当させていただいている物件がいくつかありまして大奮闘中!!■ささやかながらコツコツこれまで担当させて頂いた地元吉祥寺作品紹介
今年完成新築長屋「吉祥寺の家」ずーと前ですが渡辺篤史の建もの探訪に取り上げていただいたもの、低層タウンハウス、山下先生の設計されたものをリフォームさせていただいた物件、雑誌「吉祥寺スタイル」掲載などなど・・吉祥寺作品特集ブログはこちらをクリック!!!
投稿者 小宮歩 : 10:00





















