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2006年05月02日

第32回東京建築賞優秀賞受賞!!

二子玉川のタウンハウスが東京都建築士事務所協会の東京建築賞第32回建築作品コンクール共同住宅部門・優秀賞を受賞しました。これまで約10年にわたり、長屋形式の低層共同住宅を設計・監理してきました私共にとって大変栄誉のある賞で感激しています。

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長屋形式(タウンハウス)について、いつも質問を頂くので、少しご説明。 タウンハウスとはメゾネットタイプの縦割り2層、3層構造での住まいのこと。普通のマンションは、ヨコに広がる居住空間を重ねていますが、タウンハウスは1階(地下があれば地階)から屋上までが専用のスペースとなる。戸建ての住宅が連続してくっついているイメージ。長屋というと昔は2~3棟の木造をイメージしますが私共で手がけているものはRC造、鉄骨造が多く、数も8棟ぐらいから多ければ100棟の場合も。

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今回の二子玉川の場合は、法的な制限もあり鉄骨造を採用した69棟の住宅群。大規模長屋となると、一つ一つの住宅内部の設計、専用庭、屋上の設計も重要ですが、それらが集まって構成する外部空間、つまり住民のコミュニケーションのための共用スペースが重要となります。法的な天空通路、セキュリティーの問題、様々な動線、広場、駐車場等のレイアウト。

二子の場合は専用庭以外、なるべく広いスペースをこの外部空間に充てる検討を繰り返し、一部青空駐車スペースも広場に取り込みました。車の通るスペースと歩行者部分とを明確にし、安全性を考慮。又車の入らない溜まり場には井戸を掘り噴水施設を設置、憩いの広場とした。これは災害時にも役に立つ。広場と広場を結ぶ路地状の通路スペースにも観賞用の樹木を植え楽しくさせた。

又、細かい部分ですが、エアコンの室外機が視覚的に見えないよう配慮、雨樋一つ一つも慎重に位置決めを行なった。雑然となりなりがちなこれらの要素を抑えて外観をモダンな素材でデザインした。東京建築賞現地審査の際も審査員の方からこのあたりの配慮に対して評価が頂けたようです。

もう一つの二子の特徴として、住戸タイプが非常に多かったため、その場その場で表情の異なる建物デザインができた事がある。これは敷地が変形していること、都市計画線という目に見えない法的な制限がある、デザイン性などで増えたのだが、設計、現場共に大変だった。現場サイドは特に混乱していた・・。これまでの他のタウンハウスと比較してもタイプが全体の2/3を占めるパターンは初めて。

このあたりのこの物件に関わったすべての関係者の努力が評価頂けたのだと思います。これを励みに又新しいタウンハウス、建築のあり方が提案できればと思います。

事業主:セボン(株)
施工:栗本建設工業(株)
竣工:2004年
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関連サイト タウンハウスとは


東京建築賞とは:社団法人東京都建築士事務所協会主催によるもので、
  「建築士事務所の優秀な建築作品を表彰することにより、魅力ある建築
  と都市の建設に貢献し、あわせて建築技術の進歩並びに地域環境と
  生活・文化の向上に寄与することを目的として行なわれております。
  住宅、一般部門に分かれ書類審査、現地審査の上、入賞が決まる。

投稿者 小宮歩 : 2006年05月02日 09:00