住宅雑誌「50代からの成功リフォーム」に・・2016/04/17

発売中の住宅雑誌「50代からの成功リフォーム」にシニアリフォームした「空を感じる光と風の家」が掲載されております!!

SONY DSC「50代からの成功リフォーム」(主婦の友社)

 

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子どもの独立、定年退職、介護など暮らしのスタイルが大きく変化する50~60代。老後を見据えて、老朽化した家のリフォームを計画するには絶好の年代です。第二の人生を快適に自分らしく安心して過ごすために、どこをどのように改修すればいいのか?、22軒のシニアリフォーム成功実例を紹介。「ゆったりした間取りにしたい」「光と風の入る家に」「2階建てを平屋に」「車いすでも動きやすく」「親と上手に同居できる家」「収納を充実させ、すっきり暮らしたい」「断熱性を高めたい」「趣味を楽しめる家に」など、この世代ならではのテーマにぐぐっとアプローチ。そして、「将来を見越して押さえるべきポイント」「予算のたて方」「設計施工依頼先の選び方」「最新設備情報」「収納計画」等も丁寧に解説。自宅を住みやすく生まれ変わらせ、暮らしを充実させるアイディアと、自宅介護にも対応できる備え情報満載のシニアリフォームの必読書。ぜひ書店で!!

 

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都電荒川線の駅からほど近い下町人情のある住宅街にて、「戦前に建てられた、築80年の家」を2009年に大リフォームさせて頂きした♪あれからあっという間の早6年・・娘さんが2人ともご結婚されこの家を離れましたが、愛犬ソメちゃんとこの家から眺める気持ちの良い「空」は不変で、光と風あふれるゆったり時間が流れてました~

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「戦前に建てられた、築80年の家」

ともに公務員として働いていた三澤さんご夫婦は、約30年前、職場近くの賃貸マンションで結婚生活をスタート。お子さんがふたり生まれ、親子4人で暮らしていましたが、長女の小学校入学を機にご主人の実家に戻り、ご両親と同居を始めます。今回のリノベーションの舞台はこのご主人の実家なのですが、なんと戦前に建てられた家でした。

「この家は昭和の初めに建てられた木造住宅。当初はうちとは関係ないほかの家族が住んでいましたが、戦後、家を焼かれて住むところに困った両親がこの家の南半分を借りて住むことになりました。それがこの家との関わり始めです」と、ご主人。そしてご主人もこの家で生まれ、育ちました。「父は歯科医だったのですが、昭和40年代に残りの半分を買い取って、鉄骨の家に建て替えました。その一部を歯科医院の治療室にしていたんです。だから、今、この家は半分木造、半分鉄骨造なんです」(ご主人)

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ビフォー外観の様子。ふたつの建物がくっ付いたような形の家で、手前が木造、奥が鉄骨造のつくり。木造部分に東向きの玄関があった

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アフター外観の様子
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玄関を家の中央に移動。手前の木造部分の屋根を高く、フラットにした。外壁の仕上げは(左から)ジョリパットの吹き付け、焦げ茶色のガルバリウム鋼板、サイディングの張り付けで表情をつけた

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2階に誕生したダイナミックなLDK。リノベーションで広さを確保しただけでなく、屋根と天井を上げ(3.6メートル)、ハイサイドライト(高窓)をふんだんに設けたので、日がさんさんと入り明るく、風がよく抜けるようになった

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もともとの家は 同居を始めて間もなくお父さまが亡くなり、お母さまと5人の生活。古い家に少しずつ手を加えながら、住み続けていましたが、ご夫婦の間では「60歳でふたりが退職したら、その後の人生を楽しく、快適に暮らせる家に直そう」と話し合っていました。「もちろん建て替えも考えましたが、今の建築法では、うちは防火地域に入ってしまい、建て替えると、鉄筋コンクリート造のような耐火建築物で、しかも3階建て相当の高さ以上の建物にしなくてはならない。とてつもない建築費になります。退職後に大きな借金は背負いたくないので、リノベーションで一新させよう、と決めたんです」(ご主人)

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今まで寝室として使っていた和室、ダイニングキッチン、子供部屋、廊下を取り込んだ約20畳のワンルームLDK。床はチークの無垢材を採用。ナチュラルな素材感がやすらぎを与え、足触りも温かみがあってやさしい。壁は珪藻土の左官仕上げに。調湿性にすぐれ、室内はいつもカラリとさわやか、ペットのにおいを感じません!!

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大きなハイサイドライトからはデラスが見え、ご主人が丹念に育てた花々も望める また屋上には菜園もありこれまでに育てた野菜は数知れず、ズッキーニ&甘~いスイカも採れたというから本格的です!!

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2階LDKから見えるルーフテラスの様子。

「第2のリビング」として大活躍です!!

リフォーム直後の様子がテレビでも紹介♪辰巳さんからもお褒めの言葉を頂きました!

[高画質で再生]

辰巳琢郎の家物語~リモデルきらり「空を感じる光と風の家) [WIKI]

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奥さま念願の広い調理スペースがあるコの字型キッチンはオーダーで制作。面材はタモ材。ステンレスはプレーナー加工をして薄くし、隅々まできれいに処理した。ガスコンロは火力が強い「ハーマン」製の業務用コンロをセレクト

bn-zousa_kitchenキッチン特集のページへ

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愛犬と適度な距離を保てるLDKと併設したアトリエ 50cmの段差が適度な距離感を生んでます。段差を利用した奥行のある収納スペースも併設

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通常はふさいでデッドスペースにしてしまうあいたスペースはすべて収納♪中には変形した平面の棚板も これもリフォームならではのこと

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バスタブも洗い場も広々とした気持ちのいいバス空間。壁面の富士山の絵は奥さまが描きました!!

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家族構成: 80代母親+60代夫婦
敷地面積: 119.07㎡(36.00坪)
延床面積: 158.69㎡(48.00坪)
1F:79.34㎡(24.00坪)
2F:79.34㎡(24.00坪)
リノベ面積: 158.69㎡(48.00坪)
構造: 鉄骨造+木造

リノベ工期: 2008年10月-2009年3月
リノベ費用: 約3700万円

 

 

 

 

 

 

 

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